11月も後半に入り、気温もぐっと下がってきましたね。乾燥が進むこの季節は、「シャンプー後の抜け毛が増えた気がする」という方も多いはず。
実は、秋冬は頭皮トラブルが起きやすい時期で、特に11月は紫外線の影響や気温差が出やすいタイミングなんです。
この時期に頭皮を整えることで、冬を健やかに過ごし、春にはより強く健康的な髪を育てる土台が作れます。
ここでは、ZELMOのメンズスカルプケアやヘッドスパと合わせて、日常でできる対策を紹介します。季節の変わり目こそ、頭皮を整える絶好のチャンスですよ。
目次
なぜ秋冬に抜け毛が増えるのか

「秋になると抜け毛が増える気がする」というお悩みはとても多く、ZELMOでもよくご相談をいただきます。いくつかの要因がありますが、秋冬という季節特有の性質が大きく関わっているようです。
1. 気温低下による血流の変化
気温が下がると頭皮の血行が悪くなり、毛根まで十分な栄養が届きにくくなると言われています。血流の滞りは一時的でも、冷えが続くと頭皮の働きが弱まり、髪のハリやボリュームが落ちやすくなることも。
こうした変化が重なることで、秋冬は抜け毛が目立ちやすい時期になるようです。気温差の大きい日は、特に頭皮がこわばりやすく、巡りの変化を感じやすいとも言われています。
こうした「冷えぐせ」が積み重なると、気づかないうちに抜け毛が増えたように感じることもあるようです。
2. 乾燥と皮脂バランスの乱れ
湿度が下がり空気が乾燥しやすくなる秋冬は、頭皮の水分が奪われやすい季節。さらに暖房の影響で乾燥が進むため、皮脂バランスが乱れやすくなります。
乾燥によって
- フケ
- かゆみ
- つっぱり感
といった不快な症状が出やすく、頭皮環境が不安定になりやすくなります。
保湿クリームやオイルでケアしたいところですが、毎日丁寧に続けるのはなかなか難しいものです。
3. 夏の紫外線ダメージの後遺症
夏の強い紫外線は頭皮の角質層に負担をかけ、乾燥や硬くなる原因になると言われています。
また、夏の体は「髪を守るために抜け毛を抑える働き」があるとも言われており、秋になるとその反動で一気に抜ける時期が訪れます。
これは季節の調整作用であることも多く、必要以上に不安がる必要はありません。ただ、赤みやかゆみが続く、抜け毛がずっと減らないという場合は、別の原因も考えられるため注意して様子を見てください。
4. 生活リズムの変化
秋から冬にかけて日が短くなり、生活リズムが乱れやすくなります。
外が暗くなるのが早くなることで活動量が減ったり、家にこもる時間が増えたりして巡りが鈍くなることも。
また、気温差で体が疲れやすくなったり、なんとなくやる気が出にくくなる「季節のだるさ」が出る方もいます。こうした軽い不調が積み重なると、体の巡りが落ちやすく、頭皮にまで影響が及びやすいと言われています。
そして、年末に向けて忙しくなり、睡眠不足や食生活の乱れ、ストレスの蓄積が重なると、気づかないうちに頭皮の調子もゆらぎやすくなります。
秋冬の抜け毛を防ぐ!頭皮のホームケア法

こうして見ると、秋冬の抜け毛にはいくつもの要因が重なっていることが分かります。
季節の変化は避けられませんが、日常の工夫で頭皮の調子を整えることは可能です。
ここでは、医療機関に行く前にできるホームケアの基本を紹介します。
1. シャンプー選びと洗い方
毎日のシャンプーは、頭皮を整える一番身近なケア。
汚れをしっかり落としたい気持ちはよく分かりますが、洗浄力の強すぎるシャンプーや力任せの洗い方は乾燥の原因になります。
おすすめは
- アミノ酸系の洗浄成分
- 保湿成分を含んだタイプ
指の腹を使ってマッサージするように洗いましょう。
お湯の温度は38℃前後で、熱すぎると必要な皮脂まで奪ってしまいます。
最後にすすぎを丁寧に。泡が残ると、フケやかゆみの原因になります。すすぎ時間は、洗い時間の2~3倍ほどを意識してみて下さい。
2. ドライヤーの使い方・ナイトケアのポイント
お風呂から上がったあとに髪を乾かす時間も、実は抜け毛対策の大切な一歩です。
髪を乾かさず自然乾燥にすると、頭皮に水分が残り、雑菌が増えやすくなります。冷えによって巡りも弱くなるため、なるべく早めに乾かしましょう。
- ドライヤーは15〜20cm離す
- 一点に熱を当てず、小刻みに動かす
- 仕上げに冷風を当てる
また、就寝前のナイトケアも大切です。保湿ミストやスカルプローションを使って、軽く頭皮をなじませるだけでも乾燥を防げます。
夜のケアを習慣にすることで、寝ている間に頭皮がしっかり休まり、翌朝の髪のまとまりも変わってきますよ。
3. 頭皮マッサージ
シャンプーで頭皮を清潔にしたあとは、やわらかく保つためのマッサージを取り入れてみましょう。血の巡りをサポートし、こりをほぐすことで頭皮がやわらかくなり、頭全体の軽さを感じられることが多いです。
- こめかみ
- 耳の後ろ
- 後頭部
を指の腹でゆっくり円を描くように。
朝のスタイリング前よりも、夜のリラックスタイムに取り入れるのがおすすめです。湯船につかりながら行うと、リラックス効果も高まります。
時間は1〜3分でOKです。湯船につかりながら行うと、リラックス効果も高まり、1日の疲れが自然と抜けていきます。
マッサージ後はドライヤーで根元からしっかり乾かし、頭皮を冷やさないようにしましょう。
4. 生活習慣ケア
どんなに良いケアをしても、生活リズムが乱れていたら頭皮環境は改善できません。外側からのケアにプラスして、体の内側を整えることも必要です。
意識したいのは、「睡眠」「食事」「ストレス」の3つ。夜更かしや不規則な生活はNGです。
- 睡眠は最低6時間
- たんぱく質・亜鉛・鉄・ビタミンB群を意識
(鶏むね肉・ささみ・牛赤身・サバ・サーモン・納豆・たまご・海藻類など) - 水分は飲み物から1日1.2~2.0リットルを目安にする
(参照:厚生労働省「熱中症を防ぐためには」)
- ストレスは溜め込まない習慣をつける
不規則な生活が続くと、自律神経が乱れ、頭皮だけでなく肌のコンディションも崩れやすくなりますよ。毎日のちょっとしたケアが、髪を守る土台をつくります。
外から整え、内側で支える。その積み重ねが、少しずつ髪にも良い影響を与えてくれるはずです。
抜け毛はプロによるスカルプケアで根本改善

どれだけ毎日ケアを頑張っていても、ホームケアだけでは限界があります。
そんなときには、プロの施術で根本ケアをしましょう。
ZELMOでは、この「季節の変化に弱くなる頭皮」を整えるため、育毛ケアと相性の良いドライヘッドスパを+αの施術としてご提供しています。
自宅ケアに加えて、定期的なサロンケアを取り入れることで、頭皮が本来のバランスを取り戻しやすくなりますよ。
なぜプロの施術によるケアが必要なの?
ホームケア+プロによる施術をおすすめする理由は、大きく3つあります。
① 自分では落とせない 「毛穴汚れ・詰まり」 を除去できる
固まりやすい秋冬の皮脂は、シャンプーだけでは取りきれないことも。専用の機器や技術で深部の汚れをやさしく洗浄し、頭皮がすっきり軽くなります。
② 専門的な手技で血流促進をサポート
自分では届かない首まわりや側頭部までしっかりほぐすことで、巡りが落ちやすい季節にありがちな「頭皮のこわばり」をやわらげます。
③リラックス効果でストレスケア
力加減やタッチが計算された施術は、副交感神経が働きやすくなり、自然と緊張がゆるみやすいと言われています。
セルフケアだけでは届かない部分まで整えてくれるので、プロの力は心強い味方になりますよ。
ZELMOのスカルプケアメニュー紹介
ここからは、お悩みに合わせて選べるZELMOのスカルプケアメニューを紹介します。
「違いがよく分からない」という方のために、それぞれの特徴を解説していきます。
【ドライヘッドスパ(60分)】
頭皮のこり・重だるさをじんわりほぐし、「育毛ケアの土台」とも言える頭皮の柔らかさ を引き出す施術です。
- 自分では触れにくい筋肉までゆっくりゆるめる
- 呼吸に合わせたオールハンド施術
- ふわっと軽い頭と、スッキリしたフェイスラインへ
- 秋冬の巡りの悪さにアプローチ
「髪が立ち上がりやすくなった」「頭が軽い」といったお声をいただくことが多いメニューです。
【頭皮ハイドロ毛穴洗浄(+3,300円)】
秋冬は乾燥で皮脂が固まりやすく、毛穴詰まりも増えがちです。
こちらのオプションでは、普段のシャンプーでは落としきれない汚れを、水流の力でやさしく洗浄します。
- ベタつきやにおいが気になりやすい方に
- 「頭皮のザラつきが取れた」と人気のオプション
- ドライヘッドスパと一緒に受けると相性◎
【ヒト幹細胞導入(+2,200円)】
こちらは「育毛ケアをしっかり強化したい方」に選ばれているオプション。
頭皮のコンディションを整え、髪が育ちやすい環境づくりをサポートします。
乾燥しやすい秋冬は特におすすめです
サロンでのスカルプケアは月2回通うことが理想的です。難しい方は、最低でも月1回は定期ケアを行うことをおすすめします。「自宅ケア×サロンケア」を組み合わせることで、変化も出やすくなりますよ。
また、続けることで「抜けにくく、ハリのある髪」に近づいていきます。無理のない範囲で続けていきましょう。
ゼルモでは、頭皮の状態に合わせた周期提案も行っています。疲労が蓄積しやすい年末シーズン、お気軽にご相談くださいね。
まとめ

秋冬は、髪にとって 「リセットと準備の季節」です。
乾燥・気温差・紫外線の後遺症など、頭皮に負担がかかりやすい時期だからこそ、今のタイミングでケアを始めておくことで、冬を快適に過ごし、来春の髪の状態にしっかり差が出ますよ。
抜け毛が気になり始めると不安になるものですが、原因の多くは季節性のもの。
だからこそ、「気づいた今」が一番のスタートどきです。
自宅では、
・シャンプーの選び方
・ドライヤーでの乾かし方
・頭皮マッサージ
・生活習慣の見直し
など、小さな工夫を重ねるだけで頭皮の調子は着実に整っていきます。
そして、ホームケアでは届きにくい部分は、プロの施術を組み合わせることでさらに効果が高まります。
ZELMOのスカルプケアやドライヘッドスパは、「冷え」「乾燥」「ストレス」で硬くなりがちな秋冬の頭皮をやわらかく整え、髪が育ちやすい土台づくりをしっかりサポートします。
抜け毛が気になる今こそ、放置せず、できるところから一歩ずつ。
「自宅ケア × サロンケア」 のダブルケアを続けることで、「抜けにくい・ハリのある髪」へ近づいていきますよ。
この冬を、春の髪づくりの準備期間に。ぜひ今日から、無理のない範囲で頭皮ケアを始めてみてくださいね。
※なお、本章で紹介した情報は、医師が監修した一般公開の医療記事・専門コラムなどを参考にしつつ、ZELMOが独自にまとめた内容です。
特定の症状や治療を断定するものではありませんので、強い痛みや炎症が続く場合は、医療機関でのご相談もご検討ください。





