男性にとって、密かな悩みともいえる尻毛。女性も苦手としている人が多く、そんな女性の目を気にしてムダ毛処理をする男性もいるようです。本記事では、尻毛にお悩みの男性に、尻毛処理の方法と、それぞれのメリットとデメリットを紹介します。
目次
この記事のポイント
- 尻毛は9割以上の女性が嫌っている
- 男性のムダ毛処理は約8割がカミソリだが尻毛処理には使いにくい
- さまざまな尻毛処理方法のメリット・デメリットについて知ろう
女性の91%は男性の尻毛を「嫌い」と回答
Panasonicのアンケートによれば、尻毛の処理をしていない男性は約70%。一方、尻毛が濃い男性をどう思うかと女性に質問したところ、約91%は「嫌い」と回答しています。尻毛は、自身の不快感だけではなく、女性から見てもあまり心地の良いものではないようです。下手をすると、尻毛だけで嫌悪感を抱かれる可能性さえあるでしょう。生理的不快感は何にもまして好き嫌いを決める要素となりえます。
さまざまな問題がある尻毛ですが、処理がしにくいこともあり、処理ができていない男性は実に7割にも上るのです。
20~30代男性のムダ毛処理方法は約8割が「カミソリ」だが尻毛には使いにくい
ある調査では、20~30代男性のムダ毛処理は、カミソリが約3割。次いで電気シェーバー、毛抜き、除毛クリームの順番で行われているという結果が出ています。しかし、尻毛に関しては、場所的にも自分の目で見ることは困難であり、皮膚を傷つけかねません。
他の手段としてVIO脱毛も検討したいところです。さまざまな処理方法のメリットとデメリットを確認して、どれが自分に向いているかを考えてみましょう。
尻毛の処理方法8種類のメリット・デメリットと向いている人
尻毛(ムダ毛)の処理方法には、大きく以下の方法が考えられます。
- カミソリ
- 電気シェーバー
- 毛抜き
- 除毛クリーム
- ワックス脱毛(ブラジリアンワックス)
- 家庭用脱毛器
- エステ光脱毛
- 医療光脱毛
これらの処理方法について、それぞれメリットとデメリットを詳説します。
尻毛処理方法のメリット・デメリットまとめ
メリット | デメリット | |
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カミソリ |
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電気シェーバー |
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毛抜き |
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除毛クリーム |
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ワックス脱毛(ブラジリアンワックス) |
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家庭用脱毛器 |
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エステの光脱毛 |
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医療脱毛 |
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カミソリを使った尻毛処理
まずはカミソリを使用した場合について考えてみましょう。メリットとデメリットは下記のとおりです。
<カミソリのメリット>
- 誰にも知られず自分で処理できる
- カミソリはどこでも手軽に入手できる
- カミソリ1本当たりの価格は安く試しやすい
<カミソリのデメリット>
- 目の行き届かない尻毛を剃りにくい
- ケガの可能性がある
- 衛生面で買い替える必要がありコスパはあまり良くない
カミソリは尻毛を処理したいと思ったとき、簡単に試しやすい方法です。「今すぐ尻毛処理をしたい人」や「鏡を使ってお尻の状態を確認できる人」には適した方法といえるでしょう。また、剃った尻毛は数日経過すると伸びてきてチクチクしてしまうため、こまめな処理は欠かせません。「数日に1回こまめに剃り続けられる人」でなければ難しい方法でもあります。
例えば、少し値段は張りますが、フィリップスから体毛処理用のシェーバー「ボディーグルーマー」が販売されています。こうした専門のシェーバーを利用することで、より安全に処理が行えるでしょう。カミソリのデメリットである、見えにくい場所のムダ毛を、ケガのリスクを抑えながら剃ることができます。
電気シェーバーを使った尻毛処理
続いて、電気シェーバーを使った尻毛処理のメリットとデメリットをご紹介しましょう。
<電気シェーバーのメリット>
- 誰にも知られず自分で処理できる
- 目に見えない場所でも自動で処理できるので手軽
- 主導のカミソリに比べてけがのリスクが低い
<電気シェーバーのデメリット>
- 家電量販店などに買いに行かねばならずすぐに入手できない
- 初期コストがかかる
- 使用後は丁寧にメンテナンスをしないと不潔
以上のメリットやデメリットを考えると、電気シェーバーを利用した尻毛処理に向いている人は「ケガのリスクを避けたい人」、「お尻の状態を見ながら処理するのが難しい人」、「毎日しっかり洗うなどメンテナンスをいとわない人」ということになります。
手動のカミソリに比べ、手軽に尻毛処理ができるのが電気シェーバーです。Panasonicから販売されている体毛処理専用の「ボディートリマー」は、使いやすく電気シェーバー派に適しています。購入の手間や初期コストがかかるというデメリットはありますが、お尻のケガが不安という人や、メンテナンスをきちんとできる人にはおすすめの方法です。
毛抜きを使った尻毛処理のメリットとデメリット、向いている人
毛抜きを利用して尻毛処理をしている人もいます。毛抜きを使った尻毛処理のメリットとデメリットは以下の通りです。
<毛抜きのメリット>
- 誰にも知られず自分で処理できる
- 安価で購入できる
- カミソリのように替えが不要でコスパが高い
<毛抜きのデメリット>
1本1本毛抜きで抜くということを考えると、毛抜きでの尻毛処理に向いている人は「痛みに強い人」や「尻毛処理にあまりお金をかけたくない人」ということになります。
毛抜きでの尻毛処理は、何といってもコストが低く抑えられる点が大きなメリットですが、毛を抜くときは非常に痛みを伴い、また、2週間ほど経過すると再び尻毛が生えてくるということもあり、継続した処理が必要です。加えて、抜いた後の毛穴は細菌が入りやすくなっており、毛嚢炎(もうのうえん)などのリスクを伴います。
毛抜きでの尻毛処理は、痛みに強く出費を抑えたいという人には、選択肢の一つと言えますが、おすすめできる処理方法とはいえません。
除毛クリームを使った尻毛処理のメリットとデメリット、向いている人
簡単という観点から考えると、除毛クリームを使った尻毛処理が一番といえるかもしれません。しかし、当然デメリットもあります。除毛クリームを使った尻毛処理方法のメリットとデメリットを見ていきましょう。
<除毛クリームのメリット>
- 誰にも知られず自分で処理できる
- 痛みを伴わず処理も簡単
- 定期的に続けやすい
<除毛クリームのデメリット>
- 肌の弱い人は使えない可能性がある
- 粘膜に使えないものが多いので購入時に注意が必要
- 少し大きいドラッグストアなどに行かないと買えない
自分ででき、かつ簡単という面では「痛くない尻毛処理を探している人」や「肌の強さに自信がある人」にとっては適した処理方法といえるでしょう。脱毛クリームは、比較的ポピュラーな脱毛方法です。尻毛のように直接目で見えにくい部分にも塗布でき、時間をおいて洗い流すだけで除毛できるので気軽に試すことが可能です。
ただ、肛門周りは粘膜であるためデリケートな部分でもあります。刺激の強い除毛クリームの利用には注意が必要です。
ワックス脱毛(ブラジリアンワックス)を使った尻毛処理のメリットとデメリット、向いている人
ブラジリアンワックスという言葉を耳にしたことがある方もいるでしょう。これは、尻毛にワックスを塗り、ある程度時間が経ったらワックスをはがして毛を抜き取る方法です。一度に多くの毛を処理できますが、一斉に毛を引き抜くため、それなりに痛みが伴います。ワックスを購入して自分で処理することもできますが、メンズサロンで処理を任せることもできます。
ブラジリアンワックスのメリット・デメリットを見ていきましょう。
<ワックス脱毛のメリット>
- 自分でやるかメンズサロンで頼むかを選べる
- 目に見えにくい場所でも処理しやすい
- 除毛クリームに比べると肌に優しい
<ワックス脱毛のデメリット>
- 結局は毛抜きなので痛い
- メンズサロンでやる場合はお金がかかる
- 施術者に見られて恥ずかしい
実は肌が弱いという男性も多いのではないでしょうか。ブラジリアンワックスを使った尻毛処理は「肌が弱く除毛クリームでの尻毛処理が難しい人」や「定期的にメンズサロンに通う金銭的余裕のある人」に向いています。
家庭用脱毛器を使った尻毛処理のメリットとデメリット、向いている人
脱毛器には家庭用のものもあります。家庭用の脱毛器を使った尻毛処理のメリットとデメリットを見ていきましょう。
<家庭用脱毛器のメリット>
- 誰にも知られず自分で処理できる
- 自分で強さの強弱を調整できる
- 時間に縛られず自分の好きなタイミングで脱毛できる
<家庭用脱毛器のデメリット>
- 家庭用脱毛器の購入にお金がかかる
- サロンやクリニックほどの効果は得られない
- 脱毛そのものが面倒になる
家庭用ということで、当然ですが自分自身で処理を行わなければいけません。毛は当然ですが、伸びてくるため継続したケアが必要となってきます。「脱毛器を使い続けられる人」や「サロンやクリニックに通える時間やお金に余裕がない人」に適した処理方法といえるでしょう。
家庭用脱毛器は、サロンやクリニックでの脱毛ほど効果が高いわけではありません。しかし、時間の制約がなく、自由なタイミングで何回でも脱毛できるという点は大きなメリットです。仕事で忙しくてエステやクリニックに通えない。しかし、機械を使って本格的な脱毛をしたいという人には向いているのではないでしょうか。
エステの光脱毛で尻毛処理をするメリットとデメリット、向いている人
専門家による施術ではエステの光脱毛という方法もあります。美容エステで行う光脱毛は、毛根をレーザーで処理して毛根からの脱毛を行います。そのため、カミソリのように仕上げがチクチクせず、ツルツルの状態を長く保つことができるでしょう。光脱毛で尻毛処理をするメリットとデメリットは以下の通りです。
<エステ光脱毛のメリット>
- 毛根から脱毛するので仕上がりがキレイ
- プロが尻毛処理をおこなうのでキレイで痛みが少ない
- 通う回数など自分で調整できる
<エステ光脱毛のデメリット>
- 永久脱毛ではないので定期的に通う必要がある
- 時間的な制約と金銭的な負担が大きい
- 他人にお尻を見せるのが恥ずかしい
エステの光脱毛は専門家に施術をしてもらうことにより、仕上がりのキレイさが期待できます。「キレイに尻毛処理をしたい人」で「他人に処理をしてもらうことに大きな抵抗がない人」、また、「ある程度金銭的・時間的に融通が利く人」にはおすすめの処理方法です。
医療脱毛による尻毛処理のメリットとデメリット、向いている人
医療クリニックではレーザー照射による脱毛を行っている場合もあります。医療機関で使うレーザー照射装置は、美容サロンよりも強い出力が許されているため、効果もその分強力です。ただし、毛周期の関係があり、肛門周りすべての毛を抜くには、数回通う必要があります。メリットとデメリットを見ていきましょう
<医療脱毛のメリット>
- 尻毛処理の方法の中でもっとも強力
- レーザーの出力が強いため長い間無毛状態が続く
- 医療従事者が施術するため安全性が高い
<医療脱毛のデメリット>
- レーザーの出力が強い分痛みを感じる場合がある
- 時間的な制約と金銭的な負担が大きい
- 他人にお尻を見せるのが恥ずかしい
「脱毛して無毛になった状態を長くキープしたい人」や「医療機関で安心して施術を受けたい人」にはおすすめの施術といえます。ただ、料金もそれなりに高額となってくるため、時間とお金に余裕がある人向けの尻毛処理方法です。
自分に向いている尻毛処理方法を見つけて実践してみよう
自分の目ではなかなか確認が難しい尻毛。しかし、女性に嫌われる原因の一つでもあります。自分では知らず知らずのうちに、実は尻毛が原因で彼女と疎遠になったという場合もあるのではないでしょうか。
まだまだ尻毛処理をしていない男性は多くいます。その中で、尻毛処理をきちんと済ませていれば、清潔感を感じる女性も多くいることでしょう。自分自身も、尻毛がなくなることで、すっきりした気分で清潔な毎日を過ごせるでしょう。「もしかしたら……」そう思った方は、ご自身に適した尻毛処理を検討してみてはいかがでしょうか。
よくある質問
自分で尻毛を剃るのはやめたほうがいいでしょうか?
やめた方がいいです。カミソリで剃ることにより毛だけではなく皮膚の表面まで傷つけてしまう為、埋没毛やカミソリ負け、肌の乾燥など様々なトラブルの原因になります。
尻毛を脱毛するリスクって何ですか?
脱毛時に多少痛みが伴います。その分、排泄時のトイレットペーパーでの拭き取りが楽になり、蒸れやかぶれの抑制につながるメリットの方が大きいと考えます。
脱毛後はどのくらいの期間痛みますか?
光脱毛の場合、光を当てた時の一瞬の痛みです。痛みが続いたとしても数時間で治ります。
Wax脱毛の場合、毛根から毛を抜き取るため刺激が強く2.3日赤みや腫れが続く場合があります。