家庭でも行うことができる家庭用の光脱毛器と、美容サロンで受ける光脱毛は、それぞれにメリットとデメリットがあります。光脱毛の基本をおさらいし、家庭用の光脱毛器と美容サロンでの光脱毛、それぞれのメリットとデメリットについて確認してみましょう。また、家庭用のおすすめ光脱毛器の3商品をピックアップし、美容サロンでの光脱毛がおすすめの利用シーンも紹介します。
目次
この記事のポイント
- エステで光脱毛を試してみたいと思う男性は26.6%
- 家庭用脱毛器で光脱毛を試してみたいと思う男性は16.0%
- 家庭用光脱毛器のおすすめ機種を紹介(パナソニック、ブラウンなど)
- 家庭用脱毛器はいつでも処理可能、美容サロンの光脱毛はキレイに整えられる
- 家庭用脱毛器のおすすめ機種とその特徴を紹介
試したい脱毛方法はエステ脱毛が26.6%、家庭用脱毛器は16.0%
TesTeeが貝印とコラボした「ムダ毛処理に関する調査レポート」によると、10~30代の男性が、これから試したい脱毛方法はエステ脱毛が26.6%、家庭用脱毛器は16.0%でした。
(「TesTee(テスティー)調べ:https://www.testee.co」)
現在利用している脱毛方法を見てみると、カミソリや電気シェーバー、毛抜きの割合が高く、家庭用の光脱毛器やエステでの脱毛は1割前後と低い数字です。本調査は、比較的若い世代を対象としているため、「お金のかからない脱毛方法が支持されている」と考えられます。
逆にいえば、若年層でも一度は試してみたい脱毛方法として、家庭用の光脱毛器やエステでの脱毛が注目されているともいえるでしょう。
光脱毛のメリットとデメリット
家庭用脱毛器と美容サロンの光脱毛を解説する前に、光脱毛そのもののメリットとデメリットについて簡単に説明します。
<メリット>
- 毛根組織に対して一定の光線を照射して脱毛を促すためチクチクしない
- 継続することで体毛全体を薄くすることができる
- 一気に広範囲の脱毛処理が可能
<デメリット>
- 毛周期の成長期に当たる体毛しか処理できないため全体の脱毛に時間がかかる
- メラニン色素に反応するため、肌の色が黒かったり毛の色が薄かったりすると脱毛できない
- 体毛を短くする処理はできない
光脱毛は、医療レーザー脱毛でも使われる機器を利用する脱毛方法です。正確には、「除毛」あるいは「減毛」と表記して、完全脱毛を行う医療レーザー脱毛と区別する場合もあります。原理も医療レーザー脱毛と同じで、毛根組織にあるメラニン色素に対して一定の光を照射。毛根組織に影響を与えて体毛が抜け落ちるのを促します。
毛根組織を破壊することは医行為に当たるため、美容サロンや家庭用の光脱毛器は、毛根組織を破壊しない程度の出力に調整してあります。そのため、美容サロンの場合も家庭用の場合も、定期的な脱毛が必要です。
美容サロンの光脱毛は、資格制度を設けて安全に施術できる技術者が扱いますが、家庭用の光脱毛器は素人でも扱えます。そのため、出力に関しては家庭用の光脱毛器がより小さくなっている点も押さえておきましょう。
光脱毛では、毛が生えるサイクル「毛周期」の中で成長期に当たる毛のみ処理できます。ただ、成長期の体毛を順番に処理して、数回の処置を続けることで全体の脱毛を進めるため、時間がかかる点がデメリットです。また、メラニン色素を狙うため、肌の色自体が黒かったり、体毛の色が薄かったりする場合は、うまく脱毛できません。
家庭用の光脱毛器を使用するメリットとデメリット
では、家庭用の光脱毛器を使用するメリットとデメリットは何があるのか解説します。
家庭用の光脱毛器を使用するメリット
- いつでも思い立ったときに光脱毛が可能
- 自分で出力を調整できるため痛みの強さも調整できる
- 自分で処理をするため恥ずかしくない
自宅でいつでも脱毛処理ができる点が、家庭用の光脱毛器を利用する最大のメリットです。忙しくてなかなか美容サロンに通えない人は、家庭用光脱毛器のメリットを享受できます。自分で出力を調整できるので、痛くない出力に変更することも可能です。また、他人に見られたくない部分の脱毛が自分でできる点も魅力といえます。
家庭用の光脱毛器を使用するデメリット
- 美容サロンの光脱毛に比べて出力が低い
- 自分ではうまく処理できない部位がどうしても出てくる
家庭用光脱毛器は、どうしても美容サロンに比べて出力が低いため、「得られる効果も物足りない」と感じるかもしれません。また、自分では手の届きにくい部分やVIOなど目で見ながら処理しにくい部分の脱毛は、家庭用光脱毛器では難しい部分です。
美容サロンの光脱毛を利用するメリットとデメリット
美容サロンの光脱毛を利用するメリットとデメリットについても解説します。
美容サロンの光脱毛を利用するメリット
- プロのきめ細かな仕上げでどの部位の脱毛も可能
- 家庭用光脱毛器に比べて出力が高く約4週間の間は毛のない状態が保てる
美容サロンの光脱毛を利用するメリットは、プロのきめ細かな仕上げで、どの部位でも安心して任せられる点。自分では手の届かない部分の処理もキレイに整います。また、家庭用光脱毛器に比べて出力が高い分、脱毛の効果も高く約4週間は毛のない状態が保てます。
美容サロンの光脱毛を利用するデメリット
- 部位によっては痛みを感じる場合もある
- 予約がうまく合わないと毛周期とずれてタイミングよく脱毛できない
家庭用光脱毛器に比べると出力が高い分、敏感な粘膜などの部位によっては、痛みを感じることもあります。基本的に痛みは少ないのですが、痛みに敏感な人には気になる点です。また、人気の美容サロンはなかなか予約が取りにくく、毛周期にうまく合わせられない場合がある点もデメリットといえるでしょう。
家庭用の光脱毛器おすすめ機種3選
家庭用の光脱毛器に興味を持たれた人に、おすすめの機種を3点紹介します。いずれも人気メーカーの商品ですので、特徴を把握して自分に使いやすそうな商品を選んでください。
パナソニック「光エステ」
パナソニックは、大手電機メーカーの中でも特に美容家電に力を入れている点が特徴です。そんなパナソニックの「光エステ」は、家庭用の光脱毛器で約30万回使えるというようにランプの持ちが良く、コスパに優れた商品です。
アタッチメントは、「ボディ用」「フェイス用」「ビキニライン用」の3種類です。広範囲にわたる体毛を処理できます。さらに、ムダ毛処理だけでなく美肌機能も備えている点は、美容家電を多く手がけるパナソニックならではの商品といえるでしょう。
ブラウン「シルクエキスパート」
電気シェーバーでも有名なブラウンからは、「シルクエキスパート」をピックアップ。こちらも家庭用の光脱毛器で、光の調整が10段階も可能な点が大きな特徴です。ヘッドが小さめなので、ワキなど細かい部分の脱毛もしやすい構造となっています。ランプは、約40万回使えるコスパの高さも魅力です。男性が利用する場合は、肩から下となり、フェイスラインには使えない点には注意してください。
ヤーマン「レイボーテRフラッシュ ダブル」
美顔家電を専門にてがけるメーカー「ヤーマン」からは、光脱毛だけでなく美顔機能も搭載した「レイボーテRフラッシュ ダブル」がおすすめです。照射回数約60万回、美顔機能も備えています。少々取り回しが大きいので、広い範囲の胸毛・腹毛・脚毛などへの利用を検討してはいかがでしょうか。
こんなケースでは美容サロンの光脱毛がおすすめ
家庭用の光脱毛器もさまざまな商品があって良いのですが、美容サロンの光脱毛のほうがおすすめの場合もあります。ここでは、「どういった場合に美容サロンの光脱毛を利用すればいいのか」についてケースごとに見ていきましょう。
家庭用の光脱毛器では難しいVIO脱毛
ビキニラインへの光脱毛については、家庭用の光脱毛器で可能な商品が増えてきました。しかし、IラインやOラインは敏感な粘膜の多い部位で、自分で確認しながら光脱毛をすすめるのにあまり向いていません。
このようなケースでは、美容サロンでの光脱毛を検討してください。自分の目では確認しづらい部分だからこそ、丁寧な施術を受けられる美容サロンがおすすめです。
キレイにデザインして整えたいヒゲ脱毛
ヒゲは、自分でどのようなヒゲにするか、デザインなどから検討したい部分です。自分でデザインするのも良いですが、多くの男性に対して施術を行ってきたプロのエステティシャンに相談することにより、自分の新たな魅力を引き出してもらえる可能性があります。
ヒゲをキレイに整えておくと、手間をかけずに毎日おしゃれなヒゲを楽しめるでしょう。また、ひげの形状に関しても、自分で行うよりずっとキレイに整えることが可能です。
手が届きにくい!背中の毛も美容サロンの光脱毛がおすすめ
背中の毛が濃くて気になっている男性にも、美容サロンの光脱毛が適しています。家庭用の脱毛器では、背中の毛を思い通りに抜くのは難しいでしょう。背中の毛は、美容サロンの光脱毛で、広い範囲かつ自分では見えにくい部位です。
家庭用の光脱毛器と美容サロンどちらも特徴を知って活用しよう
自分でも脱毛できる部分は、積極的に家庭用の光脱毛器を利用すると良いでしょう。毎日こまめに手入れを進めたい場合や、なかなか美容サロンに通えない人には、家庭用の光脱毛器を検討してください。
逆に、目で確認しにくい背中やVIOラインなど、通常ではためらってしまうような場合は、美容サロンでの光脱毛を検討しましょう。ヒゲをキレイにデザインして整えたい場合も、親身になって相談に乗ってもらえます。
脱毛をしたい部位によって、家庭用の光脱毛器と美容サロンの光脱毛、どちらを選ぶかは変わってきます。例えば、自分の目で確認できない部位に対して光脱毛を進めたい場合は美容サロン、自分で処理できそうな部位を脱毛したい場合は家庭用の光脱毛器を使うといった選択も良いでしょう。