光脱毛を始めたばかりの人は、「効果はいつから出るのか」と気になる人も多いかもしれません。1回目の施術直後では、ムダ毛が思っていたよりも抜けないと思う人もいます。では、光脱毛では、いつから効果を感じられるのでしょうか。
今回は、光脱毛の効果を実感できる時期、1回ですべ手の毛を処理できない理由について解説します。さらに、脱毛の効果を悪化させる原因とその対策についてもまとめました。
目次
この記事のポイント
- 体毛が比較的濃く太い部位の場合光脱毛の効果が感じられるのは施術3回以降
- 日焼けや肌の乾燥などがあると脱毛効果が悪化する
- 日焼けケアや保湿処理などに注意することで脱毛効果がアップする
光脱毛は施術後すぐには抜けない!2~4週間後に自然と抜ける
光脱毛の基本的な仕組みは、ワックス脱毛のようにその場で毛が抜けるわけではありません。光脱毛器で光を当てて、毛包部にダメージを与え、自然と毛が抜け落ちるのを促進するのが光脱毛の仕組みです。しっかりと生えていた毛がだんだんと弱まり、自然と抜けていくまでには約2~4週間かかるといわれています。
人によっては、すぐに脱毛できないので光脱毛の効果自体に疑問を感じるかもしれません。しばらく経って、施術した部位の毛が少し薄くなっているのを見て、初めて光脱毛の効果を感じることができます。しかし、1回の施術では、少し毛が薄くなった程度の効果しか感じられないでしょう。さらに、はっきりとした効果を感じるには、もう少し施術を進めていく必要があります。
光脱毛の効果は部位にもよるが施術3回以降が一般的
光脱毛は、1回目の施術ですべて終わることはありません。何度か通ううちに、ムダ毛が少なくなってきたと実感する人が増えてきます。一般論ですが、手足やお腹など、太くはっきりとした毛が生えている部位に関しては、おおむね3回通うと効果が実感できる人が多い傾向です。
同じく、濃い毛が多いVIO脱毛でも、ムダ毛が少なくなってきたと感じるのは3回施術が終わったころ。1回目の施術で、すぐに脱毛効果を感じられない原因は、光脱毛で処理できる毛には、毛が生えるサイクル「毛周期」が大きくかかわっています。
ムダ毛が1回目ですべて抜けない理由は「毛周期」にあり
毛周期とは、毛が成長して伸びていき、毛が抜けてしばらく休止することを繰り返す、体毛の生え変わる一連のサイクルを指します。毛周期は、成長初期、成長期、退行期、休止期の4サイクルあり、光脱毛はこのうち成長期の毛にしか作用しません。あるタイミングで、成長期の体毛は全体の20~30%といわれ、1回の施術ですべて処理できないのです。
成長初期、毛包部の奥で、毛母細胞が活発に分裂を始め、新しい毛を作り出します。成長初期の段階では、毛穴からまだ毛は顔を出していません。毛母細胞は、毛乳頭から栄養をもらうことで毛がどんどん成長して、毛穴から出てくると成長期に入ります。
成長期では、毛はひたすら伸び続け、さらに太さも出てきてはっきりと見えるようになります。毛の成長が止まると、退行期に移行です。退行期では、毛根が委縮して毛全体が上にせり上がっていきます。最終的に、毛は抜けてしまい休止期に突入。
休止期は、陰毛で1~1年半、陰毛以外の体毛については、3~5ヵ月と長く、次に生えてくるまでには時間がかかります。1回目の脱毛を行って全体の20~30%程度ある成長期の毛を脱毛できても、残り70%の毛を脱毛するには、それぞれの毛が成長期に入るのを待たなければなりません。
3回目の施術で、ようやく見た目にもはっきりと「毛の量が少なくなってきた」という実感が出てくるように。およそ半分ほどの毛が脱毛できてスッキリしたと感じられるのは、施術5回目のころです。
また、陰毛は、休止期が長いため、効果を実感できる回数は3~5回と、他の体毛に比べると長めとなっています。20~30%の毛を2ヵ月ごとに施術していき、最終的にタイミングもありますが5~10回ぐらい施術を進めることが必要です。毛全体への処理が完成し、ひと通りの毛が抜ける状態となります。
美容サロンの光脱毛は、1ヵ月程度立つとまた毛が生えてきますので完全にツルツルになるというわけではありませんが、1度光脱毛をした毛は、生えてきてもあまり目立たない薄い毛になることが多く、あまり自己処理しなくてもよくなる状態が続きます。
光脱毛の効果が悪化する原因3つ
施術が順調に進めば、3回ぐらい通うことで光脱毛の効果は実感できる人が増えてきます。しかし、中にはあまり脱毛の効果を感じられない人もいるでしょう。このような場合は、光脱毛の効果が何らかの要因で悪化していることが考えられます。光脱毛の効果を悪化させる要因は、主に以下の3点です。
- 日焼けにより光が分散して施術効果が得られない
- 肌の乾燥や前日の飲酒などコンディションの問題
- 自己処理により成長期の毛への施術ができない
それぞれの問題についてもう少し詳しく説明します。
日焼けにより光が分散して施術効果が得られない
光脱毛器は、メラニン色素に反応して毛包部にダメージを与える仕組みです。しかし、この仕組みだからこそ、日焼けしている肌は、光が分散してしまって毛包部まで光が届きません。結果として、成長期に入っているはずの毛を多く取り逃がしてしまいます。
また、日焼けをした後、適切なスキンケアをしていないと、肌自体にもダメージが残り、カサつきが出てきてしまう点も問題です。肌へのダメージが残ったまま施術をすると、さらに肌を傷つける危険性が出てくるのです。
施術前の飲酒は肌に痛みを感じやすく光の出力を弱めざるを得ない
一般的に、美容サロンでは、光脱毛の施術を受ける12時間前には飲酒禁止と定めています。飲酒をして血行が良くなった肌は、いつもより敏感な状態です。さらに、身体は水分を奪われ、肌も乾燥しがちに。どちらの状態も、光脱毛にはマイナスの影響があり、光脱毛の施術中に痛みを感じる確率が高まります。
あまりに痛いと感じる場合は、美容サロン側も光脱毛器の出力を下げて対応することが可能です。しかし、出力を下げるとその分どうしても脱毛効果が減少し、抜ける毛の量も減少してしまいます。
毛抜きで自己処理をすると毛周期が乱れて脱毛効果に影響
ムダ毛の自己処理も、光脱毛の施術効果を悪化させる要因の一つです。特に、毛抜きを使って毛根から引き抜いてしまうと、毛周期が乱れてしまい、脱毛効果にも大きな影響が出ます。ムダ毛が気になる場合は、毛抜きではなく電気シェーバーで軽く処理するのがおすすめです。
脱毛効果を上げる対策方法
光脱毛の効果を高めるには、脱毛効果を悪化させる要因を対策することが近道となります。光脱毛の効果が上がる対策方法は以下の通りです。
- 日焼け対策または日焼けしない時期の施術
- 施術12時間前は飲酒を避ける
- 光脱毛の施術を受けている部位は毛抜きを使わない
これらの対策方法について順番に説明します。
日焼け対策または日焼けしない時期の施術
日焼け対策は、日ごろから日焼け対策をしていない場合、特に気を付けます。日焼け止めを塗り、できる限り日に当たらないようにすることは基本です。日焼け止めは、1日1回だけでは足りない場合が多いので、購入した商品の説明をよく見て、数時間ごとに1回、こまめに塗り直すようにしましょう。
男性の場合、使っている人は少ないかもしれませんが、日傘を活用すると顔や首周りの日焼けをかなり避けられます。光脱毛の施術を受けている最中は、特に施術部位をカバーするように意識しましょう。一般的に、施術を受ける2週間前後は、特に日焼けしないよう念入りに対策する必要があります。
しかし、仕事などの状況が許さず、どうしても日焼けをしてしまう場合もあるでしょう。その場合は、日焼けが進みにくいシーズンに脱毛を進めることも方法の一つです。紫外線が強くなり日焼けしやすいGW~夏の時期は施術を避け、秋~冬に光脱毛を進めるようにすると、日焼け対策をあまり意識せずに、光脱毛の効果を高めることができます。
施術12時間前は飲酒など、体温を上げる行動を避ける
施術12時間前の飲酒を避けるようにしましょう。美容サロンに通う日は、スケジュール管理をして、飲み会など入れないようにします。また、毎日家で飲んでいる場合も施術前日だけはお酒を控えてください。
血行が良くなる行動は、飲酒だけではありません。運動や入浴、サウナなども施術前に避けたい行動です。これらはいずれも血の巡りが良くなり、結果として光脱毛の効果を下げてしてしまいます。
ムダ毛処理では毛抜きを使わない
光脱毛の施術を受けている間、施術対象の部位のムダ毛処理では、毛抜きを使わないようにしてください。施術部位をあまり刺激しないようにすることを考えるなら、電気シェーバーが適しています。
ただし、美容サロンによっては、施術部位のムダ毛処理方法について説明書を出している場合もあります。その場合はそちらの指示に従いましょう。
脱毛効果が出る時期を逆算して施術を開始しよう
光脱毛は、その場ですぐに見えている毛を抜くわけではありません。ある程度タイムラグを考えながら、脱毛を進めていく必要があります。ある程度はっきりと効果を出すためには、最低3回、できれば5回程度の施術を2ヵ月間隔で受けるように計画しましょう。「薄着になる夏に向けて脱毛をしたい」と考えている場合は、日差しが弱くなる秋から施術を開始し、冬から春口までスケジュールを組んで計画的に脱毛を進めるのがおすすめです。
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