濃い髭にコンプレックスのある方は少なくありません。なかには、なんとか髭を薄くしようと自分でお手入れしている方もいるでしょう。
しかし、お手入れ方法を変えても髭が薄くなる効果は期待できません。そこでおすすめなのが髭を脱毛・減毛・抑毛する髭脱毛です。
今回は髭が濃くなる原因を含め、正しいお手入れ方法や髭脱毛の詳細情報をご紹介します。
目次
髭が濃くなる理由として考えられる5つの要素
髭が濃くなるのには明確な理由があります。体質でもともと髭が濃い場合もありますが、生活習慣の乱れやホルモンバランスの乱れ、間違った髭のお手入れ方法も髭を濃くする要因です。
まずは髭が濃くなる原因を探り、日常生活の見直しを行ってみましょう。
男性ホルモンが多い
男性ホルモンにはテストステロンやジヒドロテストステロン、アンドロステロンなどさまざまな種類が含まれていますが、中でも男性ホルモンとして主な役割を担うのがテストステロンです。
テストステロンは男性ホルモンの中で特に多く含まれる成分で、脂肪を付きにくくして筋肉を増やしたり、性欲を増やしたり、体毛を生やしたりなど、男らしい身体を作るための作用があります。
従って髭の濃さが気になる方は、男性ホルモンが原因になっているかもしれません。
ホルモンは自分の意思で簡単に操れるものではありませんが、日々の習慣や生活状況によって量は増減します。男性ホルモンを多く分泌させる要因としては
- 喫煙習慣
- 筋力トレーニング
- 性交渉や自慰行為
などが挙げられます。
喫煙習慣で男性ホルモンが増えるのは、喫煙によって取り込んだ有害物質を体の外に追い出そうとする機能のためです。また筋力トレーニングでは脳の作用、性行為では興奮状態が続くことで男性ホルモンに影響します。
ただし男性ホルモンは男らしさを維持するためには欠かせないホルモンです。男性ホルモンによって髭が濃くなっている方は、男性ホルモンを減らすよりも適切な処理方法を探してみてください。
ホルモンバランスの乱れ
悪い生活習慣でホルモンバランスが乱れると、男性ホルモンの分泌量が急激に変化して髭の濃さに繋がります。
ホルモンバランスを乱す生活習慣には
- 睡眠・休息不足
- 過剰なストレス
- 喫煙習慣
- 食生活の乱れ
などが考えられます。
特に見直して見て欲しいのが食生活です。女性ホルモンと同じ働きをする成分としてイソフラボンが有名ですが、同じように男性ホルモンにも元となる成分があります。それがコレステロールと呼ばれる脂質とタンパク質です。
そのためコレステロールの多い卵やレバー、さきいか、あん肝、うなぎのかば焼き、ししゃも、シュークリームなどは摂取のし過ぎに注意が必要です。
またタンパク質はコレステロールを男性ホルモンの元に変化させる作用があるため、肉・魚・卵・乳製品・大豆製品も摂取量に気を付ける必要があります。
最近はダイエットアプリとして食事に含まれる成分やカロリーを把握できるものもあるので、自分の食生活を振り返る時間を作ってみてください。
加齢によるもの
加齢によって男性ホルモンの量が増し、髭が濃くなる可能性があります。男性ホルモンのピークは20代~30代と考えられており、その後は右肩下がりに減少していきます。
従って30代前後で髭が濃くなった方は、加齢で男性ホルモンが増え、結果的に毛が濃くなっているかもしれません。
間違った髭のお手入れ方法
毎日手入れする髭は、間違ったお手入れ方法によって濃く見える場合があります。
おすすめできないお手入れ方法は
- 毛抜きで髭を抜く
- 水のみでシェービング(剃毛)する
- カミソリで逆剃りする
の3つです。
毛抜きで毛を抜くと毛穴が炎症を起こしたり、埋没毛と呼ばれる毛穴の中に入り込んだ毛になったり、肌へのダメージが蓄積されていきます。特に埋没毛は脱毛サロンや医療脱毛でも施術が難しくなるので、注意が必要です。
またシェービング方法もできるだけ肌と毛穴への負担を減らさなければいけません。シェービングクリームをたっぷり塗り、毛の生える方向に沿って優しくカミソリを当てるのが正しい方法です。
またカミソリは定期的に交換して、切れ味を保つように心がけてみてください。
遺伝によるもの
髭が濃い男性の中には、遺伝が関与しているかもしれません。遺伝子の影響はまだ解明されていない点が多いものの、毛深いと回答した方には同じ遺伝子の組み合わせがあることも分かっています。
【自宅でできる】濃い髭を薄くするための対策4選
髭が濃い理由への理解を深めたところで、実際の対処方法をご紹介していきます。まずは自宅で比較的手軽にできるお手入れ方法3つと、対策1つを解説します。
カミソリを電動シェーバーに変えてみる
毎日のお手入れする髭には、カミソリよりも電動シェーバーの利用がおすすめです。
電動シェーバーは肌への負担が少ないのが特徴で、高性能なものはヘッドの可動性が3D構造になっていたり、肌のダメージを抑えながら深剃りできたり、髭のお手入れにかかる時間も短縮できます。
脱毛・除毛クリームを使ってみる
脱毛効果のあるクリームは体向けの商品が多いイメージがありますが、最近では髭専用の脱毛・除毛クリームも販売されています。
シェービングで肌がヒリヒリする方に特におすすめの方法で、カミソリの当てにくい部分も傷つけずに除毛できます。ただしシェービングと同じく、効果は持続できませんので、数日から1週間の頻度でお手入れする必要があります。
体用の脱毛クリームは刺激が強すぎるので、顔専用に作られたクリームを購入しましょう。
家庭用脱毛器を使ってみる
最近の家庭用脱毛器は性能が優れており、出力レベルを変える必要がある髭やVIOも脱毛できるのが特徴です。
また以前に比べ、男性の脱毛用に開発された製品も増えています。価格は1万5,000円~80,000円と機器によって異なり、場合によってはコストパフォーマンスの低さがデメリットになる可能性があります。
生活習慣を見直す
紹介する方法の中でも、手軽に実践できるのが生活習慣の見直しです。髭が濃くなる原因でも紹介したとおり、睡眠不足や過度なストレスを貯めること、食生活の偏りは男性ホルモンの分泌量を変動させ、バランスを崩してしまいます。
まずは6~7時間程度の良質な睡眠や休息を心がけ、ストレッチや筋力トレーニングなどでストレスを程よく発散しましょう。また食生活では炭水化物ばかり、肉や魚ばかり、揚げ物ばかりなど、バランスの取れていない内容に注意が必要です。
栄養バランスや食生活に関する情報は多種多様なものが出回っていますが、自分の生活や運動時間に合わせた食事を考えるのがよいでしょう。
髭の濃さで悩んでいる方はメンズ脱毛がおすすめ!メンズ脱毛の髭脱毛を解説
髭の濃さで悩んでいる男性におすすめなのが、脱毛サロンや医療機関による髭脱毛です。店舗やクリニックで行う髭脱毛は家庭用脱毛器より出力レベルが高く、施術時間や施術回数も節約できます。
また効果を実感できるのも早く、髭を薄くしたい悩みの解消に素早く直結するのもポイントです。
本章ではおすすめの髭脱毛方法と、その施術内容、メリット・デメリットをご紹介します。
レーザー脱毛
レーザー脱毛はレーザーの光で、毛根と発毛するための組織自体を破壊する、強力な脱毛方法です。永久脱毛の効果が期待できる分、肌へのダメージや痛みも強く、医療機関にのみ許可されています。
しかし永久脱毛を目的としたレーザー脱毛でも回数を調整すれば、効果を減毛まで抑えることができます。
脱毛サロンで行う光脱毛や出力レベルの低いニードル脱毛より費用が高いのがデメリットで、減毛までは7~9万円、完全脱毛までは12万円~13万円ほどの費用がかかることが一般的です。
光脱毛
光脱毛はレーザー脱毛と同じように毛根にダメージを与える脱毛方法ですが、発毛する組織自体を破壊する効果はりません。従って期待できる効果は減毛や抑毛のみで、完全脱毛とは異なるのが特徴です。
ツルツルまではいかないものの、レーザー脱毛に比べると費用が安い場合が多く、自己処理の回数を減らして負担を解消したい方におすすめです。
また3つの脱毛方法の中で特に痛みが弱く、髭脱毛を痛みによって躊躇している方にもおすすめできます。最近では男性専用の脱毛サロンも増えているので、施術に慣れている男性専用のサロンで相談してみてください。
ニードル脱毛(電気脱毛)
ニードル脱毛は電気を直接毛穴に流し、レーザー脱毛と同じように毛根と発毛組織自体を破壊する施術方法です。
医療行為なので高出力の機械はクリニックでしか取り扱えませんが、出力レベルを弱めた機械は脱毛サロンでも取扱い可能で、クリニックとサロンの両方で施術を受けられます。
ただし針を毛穴に刺して電流を流すため、かなり痛みが強いのがデメリットとして挙げられます。効果は高いですが、痛みや施術時間の長さが伴います。
まとめ:髭を薄くするなら店舗での髭脱毛がおすすめ!
髭は他人から見えやすい箇所なので、毎日お手入れする必要があります。そのため髭の濃さで悩んでいる方は、お手入れの方法を変えるよりも毛の生え方を改善するのがおすすめです。
レーザー脱毛や光脱毛、ニードル脱毛は、毛を生えてこなくしたり、生えるスピードを遅くしたり、毛を少なくしたり、毛を細くしたりする効果が期待できる脱毛方法です。
完全に脱毛できる施術でなくても、お手入れにかかる時間が大幅に節約できたり、夕方に髭がチクチクしたりする悩みも解消できます。
またシェービングの回数が劇的に減り、お手入れ時の肌ダメージも改善できます。髭の濃さで悩んでいる方は、ぜひ髭脱毛を検討してみてください。