体毛が濃すぎると、清潔感に欠けるなどのネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。
体毛が濃いことにお悩みの男性も少なくないでしょう。しかし、体毛の濃さはお手入れによって簡単に調整できます。
本記事では、体毛が濃くなる理由と一緒に、おすすめのお手入れ方法を解説していきます。
目次
男性の体毛が濃い3つの理由
男性の体毛が濃くなる原因には、主に3つの理由が考えられます。例えば体質によるもの、遺伝によるもの、食生活によるものなど、人によってさまざまです。まずは男性の体毛が濃くなる理由を詳しく解説します。
遺伝が毛深さの原因になっている場合
男性の体毛が濃い原因として真っ先に考えられるのは遺伝です。まだ解明されていない点はあるものの、親も自分も同じように毛深かった方が多く、生まれながら毛深かった方は遺伝子が毛深さに直結している可能性があります。
また毛深さだけでなく、毛の成長スピードにも人それぞれです。一方急に毛深くなった場合や、大人になってから毛深くなった場合は遺伝子以外の原因も考えられます。
男性ホルモンの過剰分泌が関与している場合
男性に多く分泌される男性ホルモンのうち、メインとなるのがテストステロンです。テストステロンには、
- 脂肪を減らして筋肉づくりを助ける
- 生殖機能の維持する
- 体毛を毛深くする
- 男性らしい強気な精神力を助ける
などの働きがあります。
従って男性ホルモンが多く分泌される状態では、自然と体毛が濃くなっていきます。ホルモン量は自由に操れませんが、ホルモンは食事や休養、過剰なストレス、喫煙習慣などが要因となり、バランスが乱れていくのが特徴です。
最近急に体毛が濃くなったと感じる方は、生活習慣を見直してみてください。
外部の刺激によってバリア機能が働いている場合
最近体毛が濃くなった方の中には、外部刺激によって肌のバリア機能が過剰に働いている可能性があります。
外部刺激とは
- 体の冷え
- 日光による紫外線
- 剃毛（シェービング）
- 肌の摩擦による強い刺激
などが挙げられます。
人間の体毛は外部刺激から皮膚を守るためにあるとも考えられており、強い外部刺激から守るために濃くなるのが体毛の特徴です。体毛が気になって脱毛・除毛クリームを試したり、こまめにシェービングをしているとその分体毛が濃くなる可能性もあります。
毛深さに悩んでいる方は一時的な処置ではなく、長期間の効果がある脱毛方法がおすすめです。
体毛の濃さに悩んでいる方におすすめのお手入れ方法6選
体毛を気にならないようにお手入れする方法はいくつかあり、より手軽ですぐに試せるのがシェービング（剃毛）です。しかし生えるスピードが早かったり、肌を傷つけたり、肌荒れの原因となる場合があったり、あまりおすすめとは言えません。
そこで、今回は新しい方法も含め体毛が濃い方におすすめのお手入れ方法を6つご紹介します。
家庭用脱毛器【おすすめ度★★☆】
家庭用脱毛器は約1万円～7万円で入手できる、手軽な脱毛方法です。脱毛器には出力レベルによって差があり、医療脱毛、脱毛サロンでの脱毛、家庭用脱毛器での脱毛という順になっています。
従って、手軽にできるものの、医療機関や脱毛サロンのレベルに届かず、あまり効果を実感できないかもしれません。また出力レベルが低いため、全身の完全脱毛はほとんど不可能です。
手軽かつ時間を選ばずにいつでもできるメリットがありますが、出力レベルが低い分効果を実感できるまでの期間が長かったり、人によってはまったく効果を実感できなかったりする場合があります。また、箇所によっては当てにくい部分があり、脱毛効果がまだらになる可能性もあります。
ブラジリアンワックス【おすすめ度★★★】
ブラジリアンワックスはVIOに用いられる、アンダーヘア専用の脱毛方法です。粘着性・密着性のあるワックスを脱毛したい箇所に塗り、乾いて毛と完全に密着したら一気に剥がします。
剃毛や除毛クリームと違い、毛根（毛の根元）から抜けるので剃った後のジョリジョリ感やチクチク感がないのが特徴です。家庭用に脱毛クリームも販売されていますが、ブラジリアンワックスはよりも遥かに高い効果を得られます。
また、毛は毛根から生えていくため、脱毛効果はおよそ2～3週間と剃毛よりも長く続きます。ツルツル感や脱毛効果の長さがブラジリアンワックスのメリットです。
対してデメリットには、痛みが強い、肌が赤くなる、完全な脱毛ではない、などが挙げられます。他の脱毛方法も多少の痛みが伴いますが、ブラジリアンワックスはそれらと比較しても、かなり痛いのが特徴です。
また脱毛後は皮膚が赤くなってヒリヒリしたり、肌荒れする可能性もあります。ブラジリアンワックスは一時的な脱毛なので、旅行前や海水浴に行く前など、期間限定の行事に合わせて行うのがおすすめです。
短く切り揃える【おすすめ度★☆☆】
脱毛方法ではありませんが、毛深さを解消する1つの手として短く切りそろえる方法があります。他人より毛が濃くて悩んでいる方の中には、単に毛が長く、密集して見える場合があります。
この場合、長くなった毛をハサミで切りそろえることで毛の濃さを多少解消できるかもしれません。
すぐに実践できる手軽さや脱毛・除毛と異なりチクチクしないメリットがありますが、全身の毛を切りそろえる手間や手入れにかかる時間、箇所によっては刃が届きにくく、肌を傷つけてしまう可能性があるなどのデメリットがあります。
レーザー脱毛【おすすめ度★★☆】
レーザー脱毛は特別な機器を使用する脱毛方法の中でも、特に出力レベルが高い脱毛方法です。従って脱毛サロンでは施術できず、医療機関にのみ許可が出されています。
費用は30万円～70万円ほどで、施術部位やクリニックによって大きく変動しますが、光脱毛と比べるとかなり高額な費用がかかるのが特徴です。またレーザー脱毛は毛根を破壊するため、施術完了後は毛が生えてこない永久脱毛を目的にしています。ただし施術回数を調整すれば減耗も可能です。
永久に毛を生やさない高い脱毛効果や、数回で脱毛を実感できる点がメリットですが、一方で費用が高い、痛みが強い可能性があるなどのデメリットもあります。また、完全脱毛後は毛を生やすのが難しくなるので、箇所によっては後悔するかもしれません。
光脱毛【おすすめ度★★★】
光脱毛は、脱毛サロンで受けられる施術方法です。仕組みはレーザー脱毛とほとんど同じですが、医療行為ではないのでクリニックで受けられるレーザー脱毛よりは出力レベルが低く、完全な脱毛はできません。
しかし光脱毛は体毛の濃さに悩んでいて、毛量を調節したい男性におすすめの脱毛方法です。先ほどご紹介したレーザー脱毛では、出力レベルが高いため、減耗目的でも効果がまだらで微調整が難しかったのが、光脱毛では微調整ができるようになり、施術を受ける人に合わせることができます。
またレーザー脱毛に比べて痛みも少なく、料金も10万円～30万円ほど安くなります。ただし出力レベルが弱いので2カ月に1回通う頻度や、施術完了までの期間が長い点がデメリットです。ニードル脱毛【おすすめ度★☆☆】
ニードル脱毛は毛穴ごとに行う脱毛方法で、色が薄い産毛や、細い毛にも効果があります。本来は医療行為にあたる脱毛方法ですが、出力レベルによっては脱毛サロンでの施術も可能です。
メリットとしては1本1本に直接刺激を与えるので、確実な脱毛効果があったり、日焼け、タトゥーなどの皮膚にも施術が行える点です。
一方、デメリットとしては、毛穴に針を使って電流を流すため、傷みが強かったり、施術時間が長かったり、肌に与えるダメージが多かったりなどが挙げられます。また光脱毛やレーザー脱毛に比べて施術が難しく、スタッフの当たり外れが大きい点も難点です。
体毛を薄くしたい男性におすすめの施術箇所
脱毛方法にはさまざまな種類がありますが、体毛の濃さが気になる男性には光脱毛がおすすめです。
また男性と女性で脱毛の人気箇所が異なり、男性人気が高いのが、顔・すね・VIOの3か所です。ここでは脱毛の人気箇所とその理由をご紹介します。
男性脱毛で顔・すね・VIOが人気の理由
脱毛を行う男性の中で特に人気なのが髭脱毛です。髭は毎日剃ることもあり、肌へのダメージが蓄積されやすくなります。また、髭剃りにかかる時間を短縮したいと脱毛される方や、夕方から夜にかけて肌の手触りが気になる方も髭脱毛を行っています。
すねやVIOはあまり見える箇所ではありませんが、ふとした瞬間に体毛の濃さが気になる方が多いようです。特にすねの脱毛によって、夏のファッションを楽しめるようになった、清潔感が増したなどの感想も多く見られます。VIO脱毛は、デリケートゾーンの蒸れやにおいの軽減を期待して施術を行う人が多いようです。
まとめ：体毛の濃さで悩んでいる男性には光脱毛がおすすめ！
体毛の濃さで悩んでいる男性におすすめなのは光脱毛です。体毛が濃い状態だと清潔さが感じられず、体毛を気にしてファッションを楽しめない、人の目を気にしてしまうなど日常生活でもネックになってしまいます。
現在はさまざまな脱毛方法がありますが、体毛が濃い悩みを解消したい方におすすめなのが光脱毛です。
光脱毛は微調整がしやすく、費用も安く抑えられるのが特徴です。体毛の量を調節するのも容易で、少しだけ減らしたいという要望にも応えられるので、まずは光脱毛を検討してみてはいかがでしょうか。
