脱毛時の硬毛化とは?硬毛化の原因やならないための対策・硬毛化になりやすい部位について

  • LINE
  • TWITTER
  • FACEBOOK
  • HATENA BLOG
  • Pocket

光脱毛やレーザー脱毛の施術後に、まれに毛が太くなることや硬くなることがあります。このような症状は「硬毛化」と呼ばれています。本記事では、硬毛化のリスクを少しでも抑えるためのポイントや、硬毛化が見られたときの対処法、見分け方について解説します。

硬毛化の原因は未だ解明されていない

硬毛化の原因は未だ解明されていません。しかし、光脱毛やレーザー脱毛後に引き起こるケースが多いため、フラッシュやレーザーによる刺激が原因なのではないかと考えられています。一般的に、医療用レーザーは毛のメラニン色素に反応させて熱を発生させます。その熱の力で毛根部分の細胞やバルジ領域と呼ばれる部分を破壊することで、脱毛の効果を得ているのです。

しかし、中途半端なレーザーの熱の場合、産毛や細い毛に対して刺激となり、毛根を活性化することで硬毛化を引き起こしてしまうのではないかといわれているのです。

硬毛化とは毛が硬く太くなること

脱毛時の硬毛化とは?

硬毛化とは、光脱毛やレーザー脱毛後に毛が硬く太くなる現象のことです。以下に症状や特徴についてまとめてみました。

  • 施術前より毛が硬く太くなっている
  • 産毛の脱毛を行った後に発症することが多い

 

硬毛化が起きると、施術前よりも毛が太く硬くなってしまいます。特に産毛の脱毛を行った後に発症することが多いです。

硬毛化の確率は、クリニックやサロンによってさまざまです。3%と説明するサロンもあれば10%程度と説明するサロンもいます。どちらも確率的には低いですが、誰にでもなりうる現象ですので、硬毛化のリスクを下げる対策や硬毛化になった後の対応が重要になります。

硬毛化のリスクが高い部位

硬毛化は細い毛や産毛が生えている部位になりやすいです。具体的には、背中、二の腕、手指、顔、うなじ、お腹辺りに多い傾向にあります。

硬毛化しやすい部位はもともと毛が生えている量が少ないため、変化にも気づきやすいでしょう。ただし、うなじや背中は目に届かないので自分でチェックするのが厳しいです。硬毛化が気になる場合は、家族に見てもらうなどしてチェックするようにしましょう。今回紹介した部位以外が硬毛化することは稀ですが、可能性はゼロではありません。どの部位にも硬毛化することは理解しておく必要があります。

硬毛化のリスクを抑えるためのポイントを4つ紹介

硬毛化は未だに原因が解明されていないため、確実に防ぐことは不可能です。

しかし、中途半端なフラッシュやレーザーによる刺激が原因である場合、硬毛化のリスクを抑える方法として次の4つの対策が挙げられます。

1. 毛質に合った脱毛機を選ぶ

まずは毛質に合わせて脱毛機を探すことです。産毛や細い毛は硬毛化しやすいので、毛質に合った脱毛機を使用してもらうことが大切です。産毛や細い毛に合った脱毛機は以下の通りです。

  • 脱毛レーザーの波長が短い脱毛機
  • 蓄熱式医療レーザー脱毛機

 

まず脱毛機によってレーザーの波長が異なります。波長の長さによって熱量の加わり方が違うので、毛根の深さに合った波長を選ぶことが重要です。特に男性は、毛根が深いため、長い波長の脱毛機を使用することが多いです。しかし、長い波長の脱毛機は、産毛などの浅い部分では、レーザーが通過してしまうので中途半端な刺激になってしまうことがあります。波長が短い脱毛機を用意しているサロンで施術を受けることができれば、産毛や細い毛にも十分に刺激を与えることが可能です。

また、蓄熱式医療レーザー脱毛機も産毛や細い毛への刺激を十分に与えることができます。蓄熱式医療レーザー脱毛機は、メラニンに反応するのではなく、じわじわした熱を一定時間毛根に与えることで刺激します。クリニックやサロンによって使用される脱毛機は異なりますので、カウンセリングの際に聞いておくことをおすすめします。

2. 出力の強い医療レーザー脱毛機を選ぶ

硬毛化のリスクを抑えるためには、出力が強い医療レーザー脱毛機を選ぶ方法もあります。脱毛機の出力が強いほど光の熱が高温になるため、十分に刺激を与えることができます。出力の弱い医療レーザーに比べて光の熱が中途半端にならないため、硬毛化のリスクを抑えるための効果に期待できるでしょう。

しかし、出力が強すぎると今度は火傷のリスクが高まります。出力が高ければよいわけではないので、別の危険性があることも理解しておく必要があるでしょう。

3. 一時的な脱毛ならワックス脱毛を選ぶ

一時的な脱毛ならワックス脱毛を選ぶことがおすすめです。ワックス脱毛は、専用のワックスを使用してムダ毛を処理します。光線やレーザー照射を使わずに脱毛できるので、産毛や細い毛を刺激せずに脱毛が可能です。そのため、硬毛化のリスクを抑えることに効果的です。

ただし、ワックス脱毛はワックスを使って毛を抜くため、はがすときに痛みを伴います。肌が炎症を起こすケースもあるので、顔脱毛を検討している場合はおすすめできません。顔以外の部位で一時的な脱毛を検討している場合に検討すると良いでしょう。

4. 技術や実績のある店舗にお願いする

技術や実績のある店舗にお願いすることも大切です。施術者は、脱毛機を使用して脱毛したい部分に満遍なく熱を与える必要があります。

しかし、施術者の技術が足りないと十分にレーザー照射できず、かえって中途半端な熱を与えることになってしまいます。すると産毛や細い毛を刺激してしまい、活性化させてしまうので硬毛化の可能性が高まってしまうのです。技術や実績のある店舗にお願いすることは硬毛化対策にもなります。技術や実績のある店舗かを判断するには、施術前のカウンセリングで硬毛化について説明があるかチェックしておきましょう。

また、お店が運営するHPでこれまでの実績や口コミを見て判断するのもおすすめです。

硬毛化になってしまったときの対処法

硬毛化になったしまったときの対処法

硬毛化になってしまったときは適切な対処が必要です。間違っても剃ってはいけません。剃ってしまうとサロンやクリニックの専門の方に状態を見てもらえなくなるため、適切な対処が難しくなる場合があります。

以下に硬毛化になってしまったときの対処法について解説します。

1. サロンやクリニックに相談

施術後に硬毛化してしまったら、すぐに施術を受けたサロンやクリニックに相談することをおすすめします。多くのサロンやクリニックでは、アフターカウンセリングをしてくれます。このときに施術後の硬毛化について説明することで、必要に応じて最適な対処法について説明してくれるでしょう。

また、硬毛化保証を行っているサロンやクリニックもあります。硬毛化してしまっても保証によって負担なく追加施術が受けられることもあるので、まずはサロンやクリニックに対処方法について相談するのがおすすめです。

2. 脱毛施術を受け続ける

硬毛化になってしまっても、脱毛施術を受け続けることで解決できます。硬毛化してしまった毛は、硬く太くなっただけで脱毛できないわけではありません。硬毛化した後も脱毛施術を受け続けることで、しっかりと脱毛効果を得ることが可能です。硬毛化で毛が濃くなると目立ってしまいますが、焦らずに施術を受け続けることで自然と解消していくでしょう。

ただし、施術のコースによっては追加料金が発生してしまいます。硬毛化の心配があるなら、施術回数の多いコースや回数無制限コースなど追加施術の料金がかからないコース選びがおすすめです。

3. 脱毛の期間を空けてみる

脱毛施術を受け続けても解決しない場合は、一旦脱毛の期間を空けてみるのも方法です。実は硬毛化した毛が抜け落ちるのを繰り返すうちに、元の太さに戻ることがあります。

施術を受けることがかえって刺激を与え続けてしまい、解決しないことも考えられるのです。衣服で隠れる部位なら、一旦施術を休んで経過観察するのも1つの対処法です。

4. ニードル脱毛の施術に変える

ニードル脱毛の施術に変えることも1つの方法です。ニードル脱毛とは針と電流を用いた脱毛方法です。針を毛穴に挿入してから電流を探す施術で、毛根や毛乳頭にダメージを与えることで永久脱毛をすることが可能です。

ニードル脱毛は、レーザー脱毛では難しい産毛や細い毛でも関係なく、1本1本確実に処理することができるので硬毛化の心配がありません。また、その場で除去することができるのですぐに効果を感じられます。

ただし、強い痛みを感じる施術ともなっています。一つ一つの毛穴に針を挿入するわけですから痛みを感じやすいです。痛みが少ないニードル脱毛や高い技術を持ったスタッフにお願いすることで、痛みを和らげることはできるでしょう。硬毛化してしまった部分のみニードル脱毛を行うため、施術箇所は小範囲です。多少の我慢ができる方にはぜひ検討してほしい方法です。

硬毛化の見分け方

ほとんどのサロンやクリニックでは、施術後にアフターカウンセリングとして経過観察を行ってくれます。脱毛後に硬毛化した疑いがあるなら正確に説明する必要があります。そこで硬毛化の見分け方についても紹介します。

硬毛化は脱毛から1カ月後に判断する

硬毛化は脱毛から1カ月後に判断するのが一般的です。そもそも硬毛化はレーザー照射を受けた毛が、一旦抜け落ちて生え変わったときの毛の状態で判断します。毛には、生える時期から抜ける時期までの毛周期があり、部位にもよりますがだいたい1カ月以上の周期で生え変わります。以下に部位ごとの毛周期についてまとめてみました。

  • 顔:1~2カ月
  • ワキ:2~3カ月
  • VIOライン:1カ月半~2カ月
  • 腕・脚:1カ月半~2カ月
  • 背中:2カ月
  • 腹:2カ月

 

特に、顔の毛周期については頭に入れておくことが大切です。顔周りの毛は硬毛化すると目立つため、毛周期のタイミングでチェックしておくことがおすすめです。

脱毛開始後3~4回ほどの状態で判断する

硬毛化は脱毛開始後3~4回ほどの状態で判断します。そもそもレーザー照射では成長期の毛にしか反応しないので、1回の来店で抜ける毛の量はごくわずかです。

また、照射しきれない箇所は次回に持ち越されるので、硬毛化の判断は施術を3回~4回程度受けたタイミングで判断します。人によって毛周期が異なるケースもあるため、1回~2回の施術だけでは判断しないようにしましょう。

施術前の状態を撮影しておく

硬毛化の状態を見分けるのに施術前の状態を撮影しておくことが大切です。硬毛化は、脱毛で一旦毛が抜けた後から生え変わる毛で判断するため、時間がかかります。時間がかかる分、施術前の毛がどんな状態だったかわからないと、硬毛化したのか判断しづらくなるでしょう。

施術前の状態を撮影しておけば、施術前と施術後の毛の状態を見比べることができるので、客観的に判断することができます。クリニックやサロンに相談する際も写真を用いて相談することができるため、適切な対処をしてもらいやすくなるでしょう。

増毛化との違い

光脱毛やレーザー脱毛は、硬毛化だけでなく増毛化するケースもあります。増毛化も硬毛化と同じで未だ原因が解明されていませんが、フラッシュやレーザーによる刺激が原因ではないかと言われています。

増毛化は毛の本数が増える現象です。もともと生えていなかった毛が新しく生えるようになります。そのため、硬毛化のように毛が硬くなるのではなく、毛の本数自体が増えます。増毛化の場合も硬毛化と同じような対処方法を行うことが一般的です。

脱毛時には硬毛化するリスクを考えておく

脱毛時には硬毛化するリスクを考えておく必要があります。硬毛化は必ず防げるわけではないので硬毛化してしまっても問題ないように対処法を考えておくことが大切です。

また、確実ではないですが中途半端なフラッシュやレーザーによる刺激を受けないことでリスクを抑えられる可能性があります。そのため、サロンを選ぶ際はどのような脱毛機を使用するのか事前に調べておくことがおすすめです。他にも硬毛化してしまった際にどのようなサポートをしてくれるのかも合わせて確認するようにしましょう。

無料カウンセリング

渋谷のメンズトータルエステZELMO店舗情報

  • LINE
  • TWITTER
  • FACEBOOK
  • HATENA BLOG
  • Pocket