髭剃りが毎日の日課という方の中には、髭剃りをするとカミソリ負けをしてしまうという方も多いのではないでしょうか。カミソリ負けをすると、痛かったり、肌荒れを起こして見た目の清潔さも失われてしまったりします。そのため、できることならカミソリ負けしないように髭剃りをしたいというかた方もいるでしょう。
そこで今回は髭剃りでカミソリ負けをしてしまう原因や、カミソリ負けしないための対策を解説します。カミソリ負け知らずになって、ストレスフリーで毎日を過ごしましょう。
目次
髭剃りでカミソリ負けを起こしてしまう原因
気をつけて髭剃りをしているはずなのに、カミソリ負けが起きてしまうこともあります。どうして髭剃りをすると、カミソリ負けをしてしまうのでしょうか。
毎日髭を剃っている
髭が伸びるスピードが早い方や仕事柄髭が生やせないという方は、毎日髭剃りをしているのではないでしょうか。身だしなみを整えるためなので仕方がないのですが、髭剃り自体が肌の表面にある角質層を傷つける可能性があり、気を付けなければカミソリ負けを起こしてしまいます。
髭剃りの頻度が増えればそれだけ肌を傷つけやすく、カミソリ負けを起こす回数も増えてしまうでしょう。また、髭剃りに使用する道具の選び方も重要です。カミソリ負けをしにくい電気シェーバーを使えば傷つけにくくなりますが、カミソリを毎日使ったために、日々多くのダメージを肌が受けてカミソリ負けを起こしている可能性も考えられます。
力を入れて髭を剃っている
髭剃りを面倒に感じている方も多いのではないでしょうか。数分であっても、朝の忙しい時間に髭剃りをするのは面倒に感じるかもしれません。でもできるだけ早く終わらせようと、力任せに髭剃りをしていると、カミソリ負けを起こしてしまう可能性があります。
劣化したカミソリや電気シェーバーを使っている
髭剃りに使うカミソリや電気シェーバーの刃は、定期的に交換しているでしょうか。交換をせずにずっと同じものを使用している場合、それが原因でカミソリ負けをしている可能性があります。カミソリや電気シェーバーの刃は使い続けると劣化し、劣化したものを使って髭剃りをする切れ味が悪いので無意識に力が入ってしまったり、毛が引っかかったりして肌を傷つける可能性が高いです
シェービングクリームを使用していない
シェービングクリームを使用せずに髭剃りをしている方も、カミソリ負けを起こしやすいです。シェービングクリームは髭剃りによって肌が受けるダメージを抑えてくれる効果があるほか、刃の滑りをよくしてくれる効果もあります。肌は平坦に見えても小さな凹凸があるので、カミソリの肌滑りが悪いと肌が傷ついてしまうことがあるのです。
髭剃り後にスキンケアをしていない
髭剃りをした後にきちんとスキンケアをしていない方は、スキンケアをしていないことも原因でカミソリ負けを起こしていることをご存じでしょうか。髭剃りをした後の肌は、何も問題がないように見えても傷ついています。またダメージを受けた状態の肌はとても敏感です。
それにもかかわらずアフターケアをせずに放置していると、肌はどんどん乾燥して炎症を起こしてしまい、刺激を受けてヒリヒリと痛みを感じてしまいます。
炎症やニキビのある部分の髭を剃った
炎症やニキビがある部分の髭を剃ると、炎症が悪化したり出血をしたりします。炎症やニキビがある箇所はできるだけ避けて髭剃りをするなど、工夫も必要です。
カミソリ負けを起こしてしまった時の症状
カミソリ負けを起こしてしまうとどんな症状が出るのでしょうか。髭剃りに関係なく肌荒れをしていると思っているその症状も、実はカミソリ負けの可能性があります。
ヒリヒリする
カミソリで髭を剃った後に肌がヒリヒリするのであれば、それはカミソリ負けの症状です。髭剃りをしてダメージを受けた肌は、肌が本来持っているバリア機能が低下しています。いつもは肌のバリア機能が外部の刺激から肌を守ってくれますが、肌バリア機能が低下している状態では、肌が乾燥しやすくなったり炎症を起こしたりして肌にヒリヒリとした痛みを感じてしまうのです。
かゆい
髭を剃った後の肌バリア機能を失った肌は外部の刺激をダイレクトに感じてしまうため、ヒリヒリ痛むだけでなく、かゆみを感じてしまうことがあります。かゆいと掻きむしりたくなってしまうかもしれませんが、肌バリア機能が低下した肌を掻きむしると傷がつきやすく、そこから炎症が起きてしまう可能性もあります。
出血する
肌には目では確認できない凹凸があります。そこに気付かずにカミソリをいつもどおりに動かしていると、凹凸に刃が引っかかって出血を起こしてしまうこともありえます。ニキビのようにはっきりと炎症ができて膨らんでいる箇所であればわかりやすいですが、炎症が酷くない部分にも凹凸はあるので注意しながら剃らないといけません。細かい傷から出血し、赤みが出てしまうこともあります。
赤いブツブツができる
肌に赤いブツブツができているのも、カミソリ負けの症状である可能性が高いです。髭剃りをしたときに角質まで剃ってしまうと、角質に目には見えない細かい傷ができます。その傷から雑菌が入り込むと、炎症を起こしてしまうことがあるのです。炎症が毛穴の周りで起きると、毛穴が赤くブツブツ腫れてしまいます。
カミソリ負けを起こしてしまった時はどうすればいい?
カミソリ負けしないように気をつけていても、カミソリ負けを起こしてしまうことは珍しくありません。もしカミソリ負けを起こしてしまったら、どうすればいいのでしょうか。
冷やす
カミソリ負けをして赤みや熱、かゆみを感じる場合、冷水で濡らしたタオルやタオルで包んだ保冷剤を使って冷やしましょう。冷やせば赤みや熱はある程度引き、かゆみも軽減されます。かゆいからといって絶対に掻きむしらないようにしてください。悪化の原因になります。
保湿する
冷やして赤みや熱、かゆみが引いたらしっかりとローションで保湿をし、ローションで水分を与えた後はクリームで蓋をするようにしましょう。カミソリ負けしている肌は敏感な状態なので、できれば低刺激の保湿ローションやクリームがおすすめです。メンソールやアルコールが入っているものは、肌がピリピリしてしまう可能性が高いので避けたほうがいいでしょう。
カミソリ負けした肌には冷やしたローションもおすすめです。日頃から冷蔵庫に入れおけば、必要なタイミングで速やかに使用できます。
刺激しない
カミソリ負けをすると肌が気になって触りたくなる方もいるかもしれません。しかし、カミソリ負けしている肌はいつも以上に刺激に敏感です。できるだけ触らないようにしてください。顔を洗う時も低刺激の石鹸を使用します。
できれば症状が落ち着くまでは、髭剃りもしないほうがいいです。ただ、髭を剃らなければならない方はそういうわけにもいかないので、髭剃りをするときはきちんとシェービングクリームを使い、いつも以上に慎重に深剃りしないように意識して剃ってください。また、剃った後はしっかりケアするように心がけましょう。仕事が休みの日は髭を剃らずにできるだけ刺激を抑えてください。
皮膚科に行く
時間が経ってもカミソリ負けの症状が落ち着かない場合、皮膚科を受診することをおすすめします。ケアをしても改善が見られない場合、速やかに病院に行き、正しい治療を行ってください。
髭剃りでカミソリ負けをしないための方法
カミソリ負けしないための方法を紹介します。しっかり対策してカミソリ負け知らずの肌を手にいれましょう。
カミソリや電動シェーバーを厳選する
カミソリや電動シェーバーもどんどん進化しています。カミソリやシェーバーは刃の数が多いほど、1ストロークでも剃り残しが少ないので肌への刺激を抑えながら、短時間で髭剃りができます。刃の枚数が多いほうが値段は高いですが、普段からカミソリ負けをしてしまう方は、できるだけ刃の枚数が多いものを購入しましょう。
カミソリと電気シェーバーを比較すると、電動シェーバーの方が肌への負担が少ないです。ノーダメージということはありませんが、カミソリ負けしないためには電動シェーバーをおすすめします。
常に清潔なタオルを使用する
髭剃りをした後は基本的にタオルを使用します。ただこのタオルに雑菌が繁殖していた場合、顔を拭くときに雑菌が毛穴に入り込んで炎症を起こしてしまう可能性があります。毎日タオルを取り替えないという方もいるかもしれませんが、肌に炎症が起きてしまう原因になるので、常に清潔なタオルを使用して顔を拭くようにしましょう。
アフターケアをしっかりする
髭剃りをした後は、しっかりアフターケアをして肌を守りましょう。
まずは冷水で顔を洗いながら、毛穴を引き締めます。ダメージを受けた肌の火照りを抑えられるので、冷たい水で洗うようにしてください。
その後、スキンケアを行います。髭剃りの後は鎮静効果のあるアフターケアローションがおすすめです。メンソールやアルコール不使用の低刺激のものを選びましょう。ローションを使った後は乳液やクリームを使って仕上げます。あれこれスキンケアをするのが面倒という方は、オールインワンのスキンケア用品を選ぶといいでしょう。
カミソリの刃は2・3週間に一度交換する
カミソリや電動シェーバーの刃は使っているうちに劣化していきます。劣化した刃のまま髭剃りをしてしまうと、カミソリ負けするので、定期的に交換するようにしてください。
またカミソリは保管状態も重要です。常に水に濡れる場所や湿気の多い場所に置いておくと、錆びて劣化が早まる原因にもなってしまいます。使用した後は必ず水気を取りましょう。
髭剃りでカミソリ負けをしないための正しい髭剃り方法
髭剃りでカミソリ負けを起こさないためには、正しい方法で髭剃りをすることも重要です。手順を確認して正しい方法で髭剃りをしましょう。
1. 髭を柔らかくする
ホットタオルを使って髭が生えている場所を包むようにして温めます。髭がしっかり水分を含んで柔らかくなると、髭が刃に引っかかりにくくなるのでカミソリ負けを起こしづらいです。ホットタオルは電子レンジで簡単に作れるので、面倒かもしれませんがひと手間かけましょう。
2. シェービングクリームを塗る
髭剃りをする前には必ずシェービングクリームを使用します。洗顔料を使って髭剃りをする方もいるかもしれませんが、洗顔料をつけた状態で髭剃りをすると、逆に肌を乾燥させてしまうことも。シェービングクリームには、保湿成分や髭を柔らかくする成分が入っているので、髭剃りには欠かせません。
3. 力を入れずに剃る
髭剃りをするとき、無意識に力が入っている方もいるかもしれません。しかし力を入れて髭を剃ると、肌を傷つけてしまう可能性が高いです。力はほとんど入れず、刃を滑らせるように髭剃りをしましょう。最初は毛の生えている方向に剃って、剃り残しがあれば肌を引っ張りながら毛の流れに逆らって剃ります。
髭剃りでカミソリ負けをしないための対策
どれだけ丁寧に髭剃りをしても、カミソリや電動シェーバーを使っている以上、肌は少なからずダメージを受けます。そこでカミソリ負けをしないためにおすすめしたいのが髭脱毛です。髭脱毛なら、髭剃りをしなくてよくなるのでカミソリ負けの心配はありません。脱毛が完了するまでは自己処理が必要ですが、徐々に毛が減っていくので毎日の髭剃りもだんだん楽になります。お手入れしないことで肌の状態も綺麗になるので、清潔感がアップすること間違いなし。髭脱毛=高いというイメージがあるかもしれませんが、毎日髭剃りを何十年も続けるコストを考えると、髭脱毛の方が断然安上がりです。カミソリ負けに悩んでいるなら、髭脱毛を検討してみてはいかがでしょうか。
髭剃りでカミソリ負けしないためには正しい髭剃り方法とケアが重要
カミソリ負けは痛みやかゆみを感じるだけでなく、見た目の清潔感も損なわれてしまいます。髭剃りでカミソリ負けをしないためには、正しい髭剃り方法をマスターし、しっかりケアを行うことが重要です。
どうしてもカミソリ負けしてしまうという方や、髭剃りに面倒臭さを感じている方は髭脱毛もおすすめです。髭脱毛をすれば、髭剃りの必要がない肌が手に入ります。