体毛の中でもすね毛は女性の嫌悪感が低めな部分です。むしろ、ツルツルが苦手という女性もいます。そのため、すね毛処理は、完全に剃ってしまわず濃さを調整できる方法も知っておくと良いでしょう。すね毛処理の方法を8種類と、そのメリットとデメリットを紹介します。
目次
この記事のポイント
- すね毛は約65%の女性が嫌っているが他の部位に比べて嫌悪感は低め
- ツルツルが苦手な女性もいるため、すね毛は適度な濃さに
- さまざまなすね毛処理方法とメリット・デメリットについて知ろう
男性のすね毛が嫌いな女性は約65%だが他の部位に比べると低い数値
Panasonicの調査によれば、「すね毛の濃い男性は嫌い」とした女性は約65%でした。一方、お尻・肛門の毛が嫌いという女性は約91%、胸毛やお腹周りの毛が嫌いという女性はともに88%でした。
男性のムダ毛には、全般的に女性が拒否反応を示す傾向にありますが、すね毛は、他の部位に比べて、女性の抵抗感が低めだということが分かる数字です。また、一定数の女性は、ツルツルに処理をした状態を好まないケースもあるため、注意したいところです。
すね毛をツルツルに脱毛してしまう必要はありません。ただ、あまりも濃い場合は、少し対策をすると女性の好感度はアップする可能性が高くなります。では、すね毛の処理方法にはどういうものがあるのでしょうか。それぞれのメリット・デメリットについて解説します。
自分でやるすね毛処理8種類とメリット・デメリット
すね毛処理は、自分でできる方法と、美容サロンや医療クリニックなどで行う方法に大別されます。ここでは、自分でできるすね毛処理の方法として、以下をピックアップしました。
- ハサミ
- バリカン
- カミソリ
- ボディシェーバー
- 毛抜き
- ブリーチ
- 除毛クリーム
- ワックス脱毛(ブラジリアンワックス)
それぞれの方法についての基礎知識と、メリット・デメリットについて詳説します。
すね毛処理方法のメリット・デメリットまとめ
メリット | デメリット | |
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ハサミ |
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バリカン |
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カミソリ |
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ボディシェーバー |
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毛抜き |
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ブリーチ |
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除毛クリーム |
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ワックス脱毛(ブラジリアンワックス) |
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ハサミを使ったすね毛処理
まずは、ハサミを使ったすね毛処理のメリットとデメリットを考えてみましょう。メリットとデメリットは以下の通りです。
<ハサミのメリット>
- 自分で自由に毛の濃さを調整できる
- 肌を傷めない
- すきばさみを購入する程度でコストがかからない
<ハサミのデメリット>
- 毛の根元まできれいに切ることはできない
- 定期的に切る必要がある
- ツルツルにはできない
ハサミを使ったすね毛処理は「肌を傷めたくない人」や「ツルツルにしたくない人」、また「すね毛処理にお金をかけたくない人」におすすめです。すきばさみなら簡単に毛の量を調整することができます。
バリカンを使ったすね毛処理
続いて、バリカンを使ったすね毛処理のメリットとデメリットを考えてみます。
<バリカンのメリット>
- バリカンでカットした毛の長さを調整できる
- 一挙に広範囲の毛をむらなく処理できる
- 自宅であまり失敗なく処理できる
<バリカンのデメリット>
- 毛の根元まできれいに切ることはできない
- 定期的に処理は必要
- 肌の弱い人はダメな場合がある
ハサミに次いで手軽なすね毛の処理方法として、バリカンで刈るという方法もあります。バリカンで残す毛の長さを指定して、広範囲を一気に処理できるので、すね毛のように処理範囲の広いムダ毛処理にも使いやすい方法です。ただ、少し肌に刺激があるので「ある程度の刺激なら耐えられる人」や「手軽なすね毛処理を求めている人」、そして「すね毛処理にあまりお金をかけたくない人」におすすめです。
カミソリを使ったすね毛処理
実は、一番利用している人が多いと思われるのがカミソリを使った処理方法です。メリットとデメリットを見ていきましょう。
<カミソリのメリット>
- ツルツルに剃り上げることができる
- カミソリはどこでも手軽に入手できる
- シェービングクリームで肌を保護しながら剃れる
<カミソリのデメリット>
- 肌も削るためカミソリ負けの可能性がある
- ケガの可能性がある
- 毛の生え始めがチクチクする
カミソリは、コンビニでも販売しているので、すぐにでも実践できるすね毛処理ツールです。すね毛は見ながら処理することが可能であり、ツルツルの状態にするのもそう手間はかかりません。「ツルツルの状態にしたい人」や「自宅で手軽にすね毛処理をすませたい人」、そして、「カミソリ負けしない人」に適しています。
ただ、カミソリ負けを防止するためにシェービングクリームは必要です。また、脱毛するわけではないので、そった毛の断面はそのままとなり、毛が伸びてくるとチクチクしがちな点はデメリットです。
ボディシェーバーを使ったすね毛処理
ボディシェーバーも特に技術のいらない処理方法です。メリットとデメリットを見ていきましょう。
<ボディシェーバーのメリット>
- 手軽かつ安全にすね毛処理ができる
- 残す毛の長さを調整することもできる
- 肌に当てて滑らせるだけで常に一定の処理ができる
<ボディシェーバーのデメリット>
- 購入する手間とお金がかかる
- 定期的にメンテナンスが必要
体毛処理専用のボディシェーバーは、肌への当たりも優しい設計で、ボディラインに沿って剃ることができます。Panasonicから販売されている体毛処理専用の「ボディートリマー」は、ボディシェーバーの代表的な商品であり、すね毛処理にも使いやすいです。購入の手間があり、初期コストがかかるというデメリットもありますが、長くすね毛処理を続けていくなら、買って損はありません。
ボディシェーバーを使ったすね毛処理は「肌に優しくすね毛処理をしたい人」「すね毛の長さを調節して処理したい人」「毎日しっかり洗うなどメンテナンスをいとわない人」に適しています。
毛抜きを使ったすね毛処理のメリットとデメリット、向いている人
毛抜きを使ったすね毛処理のメリットとデメリット、この処理方法に向いている人は以下の通りです。
<毛抜きのメリット>
- すね毛の長さを残しつつ密度を下げることができる
- 安価で購入できる
- カミソリのように替えが不要でコスパが高い
<毛抜きのデメリット>
- 毛を抜くときに痛く毛穴が炎症を起こす可能性がある
- 毛を抜くのに手間がかかる
- ツルツルに仕上げるのはかなり時間がかかり難しい
毛抜きでのすね毛処理は、長いすね毛を一部残しながら、すね毛の密度を減らせる点が大きなメリットです。ただし、毛を抜くときはとても痛く、毛を抜いても再び生えてくるため、一定期間を置いての処理を継続する必要があります。また、毛を抜く瞬間はとても痛く、すね毛全部を処理するにはかなりの時間と根気が必要です。毛抜きでのすね毛処理は、「ある程度長さのあるすね毛を残したい人」や「ある程度痛みに耐えられる人」に向いています。
ブリーチを使ったすね毛処理のメリットとデメリット、向いている人
今までご紹介した方法は毛のボリュームを減らす方法でした。しかし、それ以外にも見た目でごまかす方法もあります。ブリーチを使ったすね毛処理のメリットとデメリットを見ていきましょう。
<ブリーチのメリット>
- 誰にも知られず自分で処理できる
- 脱色なので毛はそのままで毛を抜く痛みを伴わない
- 時間に縛られず自分の好きなタイミングで処理できる
<ブリーチのデメリット>
- 肌に合わない場合もある
- 毛がなくなるわけではない
- 時間が経つと根元から黒い毛が見えてくる
ブリーチは、カミソリのように、肌に物理的な刺激を与えず、毛を残す処理方法です。毛はあるけれど目立たなくすることで、清潔感が上がり、見た目は大きく変化します。しかし、根元から元の毛色が見えてきたら、再度処理が必要であり、定期的な対応が求められます。「毛は残しつつも目立たないようにしたい人」におすすめの処理方法です。
除毛クリームを使ったすね毛処理のメリットとデメリット、向いている人
除毛クリームを使ったすね毛処理のメリットとデメリット、この処理方法に向いている人は以下の通りです。
<除毛クリームのメリット>
- 誰にも知られず自分で処理できる
- 毛のないツルツルなすねを目指せる
- 定期的に続けやすい
<除毛クリームのデメリット>
- 肌の弱い人は使えない可能性がある
- 処理範囲が広くクリームの塗りムラによる失敗をしやすい
- 少し大きいドラッグストアなどに行かないと買えない
ツルツルなすねを目指したいなら、除毛クリームも選択肢の一つです。すね全体に塗り、時間をおいて洗い流すだけで除毛できるので気軽に試すことが可能です。ただし、肌に塗るものなので、刺激の強い除毛クリームの利用には注意が必要です。また、広範囲に塗るため、塗りムラにも注意しなければなりません。
すね毛が生えている範囲は広く、除毛クリームをかなり広範囲に塗る必要があるため、除毛クリームの消耗は早くなります。コスパは思ったより良くないでしょう。「痛くないすね毛処理を探している人」や「肌質の強い人」「毛のないツルツルのすねにしたい人」におすすめです。
ワックス脱毛(ブラジリアンワックス)を使ったすね毛処理のメリットとデメリット、向いている人
ワックス脱毛(ブラジリアンワックス)を使ったすね毛処理は自分でやることもできますが、メンズサロンなどでは専門家の施術を受けることも可能です。メリットとデメリットを見てきましょう。
<ワックス脱毛のメリット>
- 自分でやるかメンズサロンで頼むかを選べる
- 一気に広範囲の処理ができる
- 除毛クリームに比べると肌に優しい
<ワックス脱毛のデメリット>
- 一気に大量のすね毛が抜けるので痛い
- メンズサロンでやる場合はお金がかかる
すね毛にブラジリアンワックスを塗り、ある程度時間が経ったらワックスをはがして毛を抜き取る方法です。一度に多くの毛を処理できますが、一斉に毛を引き抜くのでそれなりに痛みが伴います。サロンでも行っている方法なので、自家処理に不安があれば、頼むのも良いでしょう。どうしても痛みはあるため、「ある程度痛さに耐えられる人」に適しています。
家庭用脱毛器を使ったすね毛処理のメリットとデメリット、向いている人
家庭用脱毛器を使ってすね毛を処理することも可能です。メリットとデメリットを見ていきましょう。
<家庭用脱毛器のメリット>
- 誰にも知られず自分で処理できる
- 自分で強さの強弱を調整できる
- 時間に縛られず自分の好きなタイミングで脱毛できる
<家庭用脱毛器のデメリット>
- 家庭用脱毛器の購入にお金がかかる
- サロンやクリニックほどの効果は得られない
- 脱毛そのものが面倒になる
家庭用脱毛器は、サロンやクリニックでの脱毛ほど効果が高いわけではありません。しかし、時間の制約がなく、自由なタイミングで何回でも脱毛できるという点は大きなメリットです。「仕事で忙しくてエステやクリニックに通えない人」や「機械を使って本格的な脱毛をしたいという人」におすすめです。
ここまでは、自宅で行えるすね毛処理の方法をご紹介しました。では、美容サロンやクリニックで脱毛をお願いする場合のメリットとデメリットを見てみましょう。
美容サロンや医療クリニックで行うすね毛処理「光脱毛」のメリットとデメリット
美容サロンや医療クリニックで行うすね毛処理は、光脱毛という処理方法が一般的です。これは、レーザー照射をして毛根を狙い撃ちして脱毛する方法です。ただ、毛周期の影響で現在映えている毛しか処理できないため、何回か通って対象部位すべての毛根を処理することで、初めてツルツルになります。
美容サロンや医療クリニックで行う光脱毛で、すね毛処理をするメリットとデメリットは以下の通りです。
<光脱毛のメリット>
- 毛根から脱毛するので仕上がりがきれい
- レーザー照射して毛根を狙い撃ちするので痛みが少ない
- 通う回数など自分で調整できる
<光脱毛のデメリット>
- 予約を取るのが困難なサロンやクリニックが多い
- 時間的な制約と金銭的な負担が大きい
美容エステや医療クリニックで行う光脱毛は、毛根をレーザーで処理して毛根からの脱毛を行います。カミソリのように毛の断面ができるわけではないため、毛が生えてくる時もチクチクしません。医療クリニックの方が出力の大きいレーザー機器を使えますが、料金は高い場合も少なくありません。
また、人気のメンズサロンは予約が取りづらく、脱毛に時間がかかることがネックです。「ある程度時間的・金銭的に余裕があり、仕上がりの良い脱毛を望む人」、あるいは「すね毛処理の回数を少なくしたい人」におすすめです。
すね毛処理は求める程度やかかる料金などによって自分に合ったものを選ぼう
すね毛処理は、ツルツルにするだけでなく、毛色を薄くする、毛を間引きして密度を下げる、といったバリエーションがある点が大きな特徴です。そもそも、ツルツルにしなければいけないのか、ある程度残した方がいいのかなど、最終形態をどうするかによって、選択肢は変わってきます。自分に合う処理方法を見つけてすね毛処理を進め、すねを露出する暑い季節も自信をもってお過ごしください。