ヒゲを抜く心理とは?危険性を知って正しい処理方法を!

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ヒゲを抜く心理とは?危険性を知って正しい処理方法を!

「ついヒゲを抜いてしまう」「クセでハマってしまっている」という人はいませんか?しかし、ヒゲを漫然と抜いていると、肌に対する負担が大きく、トラブルの元になることも少なくありません。ついヒゲを抜いてしまう人の心理と、ヒゲを抜くことの危険性について解説します。

この記事のポイント

  • ヒゲを抜くクセは心理状態に問題があることが多く「抜毛症」の場合も
  • ヒゲを抜くと肌にさまざまなリスクがある
  • ヒゲを抜くクセを止められない場合は精神的なケアとともに正しい処理方法の検討を

ヒゲを抜く癖を持つ人の心理と抜毛症

ヒゲを抜く癖を持つ人の心理と抜毛症

ヒゲを抜くクセを持つ人の心理には、大きいストレスや不安から逃れようとしている回避行動や、ヒゲ自体へのコンプレックス(濃い・白いものが混じってきた)があります。ヒゲを抜くことが悪いことだと分かっていても、行為を抑えられなくなる場合、「抜毛症」という精神的な慢性疾患に陥っている可能性もあるでしょう。

抜毛症は、一般的によく見られる疾患であり、「人口の0.6~3.4%が患っている」という報告もあるほどです。抜毛症に陥ると、ヒゲを抜くことは悪いことだという自覚がありつつも、ヒゲを抜く直前の緊張感と、抜いた瞬間の開放感や満足感が得られるため、なかなか止められません。

その一方で、毛を抜くことへの罪悪感はあるため、ヒゲを抜く自分に対する情けない気持ちなどのネガティブな感情にとらわれて、さらにストレスの深みにはまりがちです。抜毛症に陥る人の4分の1以上は生活上のストレスが関係しているといわれており、パーソナリティー上の特徴は特にありません。誰でも、ストレスがあれば、抜毛症に陥る可能性があります。

ヒゲを抜くことによるリスク5点

ヒゲを抜くことによるリスク5点

ヒゲを抜くクセをそのまま放置すると、いくつかのリスクが生じます。その中でも肌トラブルに関連するリスクは以下の5点です。

  • 毛嚢炎(もうのうえん)になる
  • 埋没毛(まいぼつげ)になる
  • 色素沈着を起こす
  • 乾燥肌になる
  • ヒゲが濃くなる

それぞれのリスクについて、詳しく見ていきましょう。

毛嚢炎(もうのうえん)になる

毛嚢炎は、毛包炎とも呼ばれ、毛穴の奥の毛根を包んでいる毛包部に発生する炎症のことです。ヒゲを抜くことで毛包部にキズができたときに細菌に感染し、赤い発疹や膿を持った膿疱ができ、肉眼でもトラブルが起こっていることが分かります。

ヒゲを抜くことで毛包部にキズができてしまい、常在菌として皮膚上にいる黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌などがキズから皮膚内部に侵入するために発生。症状が軽いうちは、赤い発疹で済みますが、膿がたまって硬い塊状になると「せつ」と呼ばれる状態になり、痛みを伴うようになります。

さらに状態が悪化すると周囲の毛包に炎症が広がり「よう」という状態に。体調不良や発熱を引き起こすこともあり、軽視はできない状態に陥ります。毛嚢炎の治療は、軽度のうちなら皮膚を清潔に保ち、刺激を与えないように注意することで、1週間程度で軽快する傾向です。

しかし、それだけで軽快しない場合は、早めに医療機関(皮膚科)を受診してください。「せつ」や「よう」に発展してしまった場合は、切開して膿を出さなければいけないケースもあります。単なる肌トラブルに留まらず体調不良につながるケースもあるため、できる限り避けたいリスクの一つです。

埋没毛(まいぼつげ)になる

埋没毛とは、埋もれ毛とも呼ばれ、皮膚上に出てくるはずの毛が皮膚から出てこず、埋没してしまう状態のことです。ヒゲを自分で抜き続けていると、この埋没毛になってしまうケースが多く見られます。

埋没毛になると、毛の処理ができず皮膚の下が黒く見えて、見栄えも良くありません。さらに、埋没毛をそのままにしておくと、化膿して先ほどの毛嚢炎や吹き出物の原因や、かゆみ・痛みの原因となることもあります。

ヒゲを抜き続けて埋没毛ができてしまったら、そのままでは解消できません。特に、肌トラブルがない場合は、ピーリングなどのスキンケアで肌の角質を取り除き、皮膚の中に埋もれている毛を出してやります。

埋没毛で肌に痛みや炎症などのトラブルが発生している場合は、自己処理をせず皮膚科で相談して診療を受け、肌トラブルの悪化を防ぐ対策が必要です。

色素沈着を起こす

ヒゲを抜いて肌にストレスを与え続けることで、毛嚢炎や埋没毛などが発生するとともに、色素沈着も起こります。色素沈着自体は、痛みを伴うものではありませんが、見栄えが悪く付着した色はなかなか除去できません。放置していると加齢とともにどんどん色が濃くなり、さらに目立ってしまいます。

色素を抜いていくためには、肌のターンオーバー(肌の再生)が必要です。ターンオーバーを促すためには、美白に良いとされるビタミンCの摂取や、生活習慣を整え、しっかりと睡眠をとることなどが重要になります。

乾燥肌になる

ヒゲを抜いていると、どうしても毛包部が傷つきます。このとき、乾燥が激しくなり、皮膚がかさつきがちに。肌が乾燥すると肌荒れとなり、元の肌質に戻すには、時間と手間をかけたケアが必要になってしまいます。

乾燥肌になったら、基本的には化粧水や美容クリームなどの保湿剤を使って、洗顔後や髭剃りの後に肌を整える方法が一般的です。ヒゲは抜かずに剃るようにし、ヒゲ剃り前には、蒸しタオルなどで顔を温めて毛穴を開いてから剃ることで、乾燥の進行を止めます。

ヒゲが濃くなる

ヒゲを抜くと、薄くなるという印象があるかもしれません。しかし、実際にはヒゲを抜くと、身体が以前よりもしっかりとした毛を生やそうとするため、根本的に太くしっかりとしたヒゲが生えてしまう傾向です。ひげが濃いことを気にして抜いている人の場合、本末転倒になってしまいます。

ヒゲを抜くクセを止める方法とは

ここまで、ヒゲを抜く心理と抜毛症、ヒゲを抜くリスクについて確認しました。ヒゲを抜くことは基本的にやめ、他の方法で処理をすることを検討しましょう。ヒゲを抜くクセを止めるためには、3方向からのアプローチを考えていきましょう。

  • ヒゲを抜いてしまう原因となっている自分のストレスを解消する
  • 肌の状態が悪い場合は皮膚科を受診する
  • ヒゲを自分で抜かないように処理をする

それぞれの具体的な進め方を詳しく解説します。

ヒゲを抜いてしまう原因となっている自分のストレスを解消する

まずは、ヒゲを抜いてしまう原因となっている自分のストレスや、ヒゲを抜くことで得られる満足感を別のものに置き換えるなど、精神的な面からのアプローチを試みます。自分自身で意識してヒゲを抜かないようにして、ヒゲ剃りに変えてみましょう。

自分では意識していても、なかなかヒゲを抜くクセが止まらない場合は、抜毛症の可能性もあるので心療内科や精神科などで相談してみてください。自分の精神状況によっては抗不安剤などの薬剤が処方される場合もあります。

また、認知行動療法などの心理療法によって、少しずつ行動を変えていくというアプローチをとる場合もあるでしょう。医療機関を受診して脱毛症の解消に取り組む場合、受診者の3分の1は1年以内に軽快するといわれています。その一方で、何年にもわたって長引く場合もあり、治療効果は個人差が大きいものです。

ヒゲを抜くクセがなかなか抜けない間は、他の方法も並行して進めていきましょう。

肌の状態が悪い場合は皮膚科を受診する

これまで、自力でヒゲを抜き肌の状態があまり良くない場合は、皮膚科も受診して、肌の状態を整えることも大切です。特に毛嚢炎や吹き出物などが起こっている場合は、完治するまで受診を続けます。

肌の状態が良くなり、ヒゲを自分で抜くという行為が収まれば、それで問題はありません。しかし、この段階でもヒゲを抜くクセが抜けない場合は、さらに別の方法も検討してください。

ヒゲを自分で抜かないように処理をする

抜くヒゲをなくしてしまえば、ヒゲを抜きたくても抜くことができません。ヒゲを美容エステや医療クリニックなどで脱毛し、ヒゲのない状態にすることが最終的な方法です。ヒゲ脱毛を検討する場合、美容サロンでの光脱毛または医療クリニックのレーザー脱毛を検討することとなります。美容サロンでの光脱毛は、1ヵ月程度ヒゲのない状態を作り出せますが、それ以上時間が経過するとまた毛が生えてきます。

医療クリニックのレーザー脱毛は、ずっと毛が生えてこないように毛根の部分を破壊する脱毛方法です。ただ、後からやはりヒゲを生やしたいと思っても、もう元には戻りません。「ヒゲをずっとなくしたままにしたいか」「定期的に美容サロンで施術を受けてヒゲを抜くクセが落ち着いたらまたヒゲを生やすか」のどちらかを検討して決めると良いでしょう。

肌にストレスのかかりにくい光脱毛

肌にストレスのかかりにくい光脱毛

美容サロンで行う光脱毛によるヒゲの脱毛は、医療レーザー脱毛に比べて痛みが少なく、価格が安い点が大きな特徴です。強引にヒゲを引き抜くのではなく、ヒゲを減毛・除毛して、スッキリとした状態を保ちます。将来的にはまたヒゲを生やしたくなるかもしれない場合は、美容サロンの光脱毛が適しているでしょう。

ヒゲ脱毛の前には、肌の状態をチェックして顔の皮脂をふき取り、ジェルを塗布してから光脱毛用の機器で脱毛部分に光を照射。終わった後は、照射した部分をクールダウンして、肌へのストレスをできる限り少なくします。

最後に、肌の保湿もしっかり行うので、施術後に肌が乾燥する心配もありません。自分ではなかなか細かいところまで行き届かないスキンケアも行うため、ヒゲを抜いて荒れていた肌がこれ以上荒れることもなく、落ち着いた状態になります。

ヒゲを抜くのはリスクばかり!クセを克服してスッキリした顔へ

ヒゲを抜くのはリスクばかり!クセを克服してスッキリした顔へ

ヒゲを抜くクセは問題ばかりで良いことは一つもありません。これを機会にヒゲを抜くクセを克服かつヒゲ周辺の肌をきれいにケアして、スッキリとした顔を目指しましょう。ヒゲのケアを進めていくことで、肌がきれいになったことを周囲にも気づいてもらえるようになり、自分に自信が持てるようになります。美容サロンの光脱毛も上手に活用して、自分も納得のいくスッキリした状態にしてくださいね。

よくある質問

埋没毛が多いですが、施術を受けることはできますか?

埋没毛や毛穴の炎症がひどい場合は、施術ができない場合がございます。
施術をしても埋没毛部分は、皮膚の表面に出ている毛とは異なり、皮膚越しでは光が届きにくく効果が薄いです。
ですので埋没毛を減らす、予防のためにも自宅でピーリングや保湿、自己処理を減らすために光脱毛をおすすめしております。

ヒゲを抜くことのリスクって何ですか?

大きく、トラブルに関連するリスクは5つございます。

  • 毛嚢炎(もうのうえん)になる
  • 埋没毛(まいぼつげ)になる
  • 色素沈着を起こす
  • 乾燥肌になる
  • ヒゲが濃くなる

光脱毛を受ける前に、事前に処理は必要ですか?

ご来店日当日、もしくは前日に剃り残しのないよう処理をお願いしております。
毛が伸びていると、光脱毛の効果が得られにくいため、施術ができない場合がございます。剃り残し部位に関しては、1部位につき、別途1,100円でのご案内になります。 また、光脱毛は毛根に反応するので、毛抜きでの処理はお控えいただき、シェービングをお願い致します。

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