「ヒゲが生えていると絶対NG」ということはありません。世の中には、多くの人から受け入れられるヒゲもあります。例えば、受け入れられるヒゲで多いのが、「ちゃんと整えられているか」ということです。ボサボサであったり伸び放題であったりするヒゲではなく、ファッションの一つとしてのヒゲの場合、相手から好印象が期待できるでしょう。
毎日のお手入れが大変だと感じるのであれば、デザイン脱毛などがおすすめです。ここでは、デザイン脱毛について詳しくご紹介します。
目次
この記事のポイント
- ヒゲ脱毛は、ツルツルにするだけではない
- デザイン脱毛だからといって価格が安くなるわけではない
- デザイン脱毛をすることによっておしゃれを楽しめるだけではなく、毎日の処理を楽にできる
ヒゲのデザイン脱毛とは
サロンでのメンズ脱毛は、部位ごとの毛をすべて脱毛する永久脱毛だけではありません。どちらかというと永久脱毛ではなく、毛量の調節やヒゲの形を好きなように整えることのほうが一般的です。デザイン脱毛は、次のようなパターンで脱毛できます。
- 全体的に薄くする
- 部分的に残して、ヒゲは生やしておく
- もみあげやヒゲなど、不要な毛を脱毛してきれいなラインをつくる
このように、おしゃれや自分自身が納得のいくヒゲ脱毛が可能です。例えば、多すぎるヒゲの量を減らしてバランスをよくしたり、生やしておきたい部分だけを残したりすることで、清潔感のあるヒゲをデザインすることができます。デザイン脱毛であれば、適度に量を減らしたりラインを整えたりするだけなので、脱毛に抵抗がある方も取り入れやすいでしょう。
「ヒゲの量が多すぎてコンプレックスを抱えている」「毎日のケアが大変」という方は、デザイン脱毛に挑戦してみてはいかがでしょうか。
デザイン脱毛を完了させる期間は1~2年程度
デザイン脱毛を完了させる期間は、どのようなデザインにするかによって変わります。例えば、全体的に毛を薄くするだけであれば、永久脱毛よりもかなり短期間で済むことでしょう。しかし、理想のヒゲを求めてこだわりはじめると、最終的に永久脱毛と同じ程度の期間がかかることもあります。
毛には、毛周期というものがあるので、1回で脱毛が完了するのではなく、毛周期に合わせて通い続けることが大切です。およそ2~3ヵ月に1回は施術のために通い、1~2年程度を考えておくと良いかもしれません。どうしても不安な場合は、初回のカウンセリング時に、「このデザイン脱毛であれば完了までにどの程度の期間がかかるのか」といったことを、確認しておくと安心です。
デザイン脱毛は永久脱毛と価格は大きく変わらない
「永久脱毛ではないから費用が安くなる」ということはありません。基本的には、「6回セット」「12回セット」といったように、通う回数が決まっていることが多い傾向です。気に入った段階で終わりたいのであれば、都度支払いコースのあるサロンがおすすめ。ただし、セットと比べると都度支払いは、1回あたりの価格が高くなるので注意が必要です。
ヒゲOKの職業・ヒゲNGの職業
一般的には、社会人になると身だしなみとして、「ヒゲのお手入れ」が必要とされることが多い傾向です。ビジネスシーンにおいて、ヒゲの有無によって仕事に関する評価などに、直結してしまうケースもあります。ただし、社会人になったらすべての職種において「ヒゲが禁止」というわけではありません。
ヒゲがNGになりやすい主な3つの職業
- 営業職
企業にもよるものの、清潔感や爽やかさが求められるような営業職の場合、ヒゲは好まれない傾向です。TPOにそぐわないようなヒゲを生やしていたら、相手の心象を損ねてしまう恐れもあります。
- 販売職
一般消費者や利用者と直接かかわり合いがある販売職でも、ヒゲをNGとする企業は少なくありません。ファッションを提供するアパレルショップやアクセサリーショップの販売員であれば、「ヒゲもアリなのでは?」と感じる人もいるでしょう。しかし、それでも人によってはヒゲはNGと思う方がいるのです。
- 専門、サービス職(医療・福祉・教育など)
医療・福祉・教育など、信頼や清潔感が重視される職場では、ヒゲは特に注意しなければならないものの一つでしょう。教育の面では、生徒からはおしゃれで人気の先生でも、親の目線でNGということもあります。
ヒゲがOKとされやすい主な5つの職業
- 芸能人・スポーツ選手
「理想のヒゲ」を思い浮かべたとき、芸能人・スポーツ選手の名前を挙げる人も多くいることでしょう。芸能人やスポーツ選手はヒゲをおしゃれとしてトレンドを発信する側なので、ヒゲで判断されたり否定されたりすることは少ないでしょう。
- ITベンチャー企業
クリエイティブ系の職種では、近年自由な社風が広がりを見せているため、企業のウリになっている一面もあります。若者に人気があるため、ヒゲについても受け入れられることが多い傾向です。
- 美容師・理容師
美容師や理容師は、美的センスやファッション性が高く評価されます。デザインされたヒゲを見て、「オシャレだ」と感じるお客さんも多くいるのではないでしょうか。手入れされたヒゲは、職務上の武器となるのです。
- 経営者・役員
企業のトップがヒゲを生やしている場合も少なくはありません。もちろん、手入れされたヒゲではあるものの、見た目だけではなく、その会社の中枢人物ということもあり、実績などが評価されることが多い傾向です。
- 運輸・物流職
物流系のドライバーなどは、一般消費者との接点が少ないため、身だしなみにあまり厳しい制限を加えられないケースがあります。ただし、あくまでも「清潔感」のあるヒゲでないといけません。青ヒゲや伸び放題のヒゲは論外ですので、気をつけましょう。
デザイン脱毛にはおしゃれ意外のニーズもある
「美意識が高い人しかデザイン脱毛しないのでは?」と思っている方が多いかもしれませんが、必ずしもそうではありません。デザイン脱毛には、おしゃれとは別のニーズもあるのです。
- 鼻下とアゴだけは残しておきたい
- 頬だけ生えてほしくない
- 自分でヒゲを整えるのが面倒
- ツルツルにはしたくないが、全体的にヒゲの本数を減らしたい
デザイン脱毛では、以下のような要望にも答えることができます。
- 多すぎる毛量を減らすことで日々のヒゲソリの手間を省く
- ケアを楽にしてカミソリ負けなどの肌荒れを防ぐ
- 肌が白くてヒゲが太いことから、青く見えてしまうことを解決
- もみあげとつながってしまうコンプレックスを解消
外見上の悩みも解決できる可能性もあるでしょう。「すべてのヒゲをなくす」という考えではなく、必要な毛は残して不必要な部分は脱毛できるのが、デザイン脱毛です。
おすすめのデザイン8種類をご紹介
デザイン脱毛にはさまざまなデザインがあります。代表的なデザインを見ていきましょう。
1.あごヒゲのみ:引き締め効果あり
非常にシンプルなデザインです。あごヒゲだけにすることで、顔を引き締める効果もあります。鼻下に口ヒゲがないので清潔感を出すことも。三角形や台形などといったヒゲの幅をカスタマイズすることにより、さまざまなアレンジが可能です。
2.あごヒゲ(下)のみ:すっきりした印象に
下あごに沿うように、あごヒゲの下部分だけ残すデザインです。脱毛する前と比較して、毛の生えている部分の面積が小さいため、すっきりとした印象に。面長の男性であれば、顔の縦幅が目立たなくなる効果も期待できます。
3.上口ヒゲ:チャレンジしやすい
上口ヒゲだけにヒゲを残すデザインです。清潔感が出しやすいカジュアルなファッションだけではなく、ビジネスシーンでも人気があります。デザイン脱毛の中でも、比較的チャレンジしやすいといえるでしょう。
4.口ヒゲ+あごヒゲ:男らしさアップ・ワイルド
口ヒゲとあごヒゲの両方を生やすデザイン。どちらか一方を生やすよりも男らしさがアップします。男性芸能人によく見られる人気のデザインです。清潔感を出したい場合は、ラインをきれいに整えましょう。
5.口周り+あごヒゲ:ダンディ
口の周りとあごヒゲに加えて、それを囲むようにヒゲをつなぐデザインです。口周りとあごヒゲだけの状態と比較すると、ダンディさを強くすることができます。
6.口ヒゲ+あごヒゲ+モミアゲ:個性派
モミアゲまで生やすスタイルのデザインは、個性的な印象にすることができます。あごヒゲとモミアゲをつなげて、洗練された男らしさを演出。モミアゲを薄くすれば、よりおしゃれな印象を与えられます。
7.口ヒゲ(下)+あごヒゲ:シャープな印象に
あごヒゲと下唇のヒゲをつなげないタイプです。顔の輪郭が逆三角形の男性におすすめのデザイン。顔がシャープにしてくれるので、形を小さく整えるとよりヒゲのデザインがより際立ちます。
8.口ヒゲ+扇型あごヒゲ:人気の高いおしゃれデザイン
男性アーティストによく見られるデザインで、一般人にも浸透してきています。基本の型であり、慣れていない初心者でも簡単にお手入れできるのが特徴的です。また、あごからもみあげまで、うっすらとつなげたヒゲも同じく人気。輪郭が際立つと顔が小さく見えるため、顔の大きさにコンプレックスを持っているような人におすすめです。
デザイン脱毛時の2つのポイント
デザイン脱毛を依頼する場合のポイントをご紹介します。
明確に伝えること
自分の中で、作りたいデザインがあるのならば、カウンセリング時にしっかりと伝える必要があります。口頭で伝えるのは難しいので、写真や画像などを要しておき、施術スタッフに見せるようにしましょう。しかし、今の毛量や生え方によっては、理想とするデザインにするのがどうしても難しいと判断されることがあります。
サロン側にもデザインサンプルがあるところが多いので、どのデザインなら脱毛できるのか、後悔のないようにきちんと相談しあってデザインを決定しましょう。また、伝える際には細かい要望まできちんと伝えることが大切です。相互の認識の違いをなくすために、希望があればできるだけ細かく伝えるようにしましょう。
自分に合っているデザインなのかを確認する
自分が理想とするデザインが合ったとしても、実際にそのデザインがあなたに似合うとは限りません。やはり、自己評価だけではなく他己評価が必要です。身近な恋人や友人、家族などに、希望するデザインのヒゲにすると似合うかどうか、質問してみることをおすすめします。そして、そのうえで施術してくれるスタッフと話し合って決めましょう。
自分の気持ちに正直になることも重要ですが、やはり見る人の評価は重要です。良い評価が出ない場合は、公開をする前に思いとどまったほうが良いかもしれません。評価が悪くなければ、デザイン脱毛に踏み切ってみてはいかがでしょうか。
デザイン脱毛の3つのメリット
デザイン脱毛をすることのメリットは、主に次の3つです。
- 毎日のヒゲのケアが楽になる
- ヒゲをファッションとして楽しむことができる
- 青ひげなどを解消することができる
「特にヒゲが濃い」「すぐに生えてくる」という方には、毎日のケアがかなり楽になるでしょう。毛が濃くて肌が白いことによって生じやすい青ヒゲもかなり抑えることができます。面倒だったヒゲでおしゃれを楽しめるようになるので、コンプレックスであった方には特におすすめです。
デザイン脱毛で新しい自分を見つけよう
デザイン脱毛では、ヒゲをおしゃれの一つとして楽しめるようになります。職業柄、髭を伸ばすことができないという方もいるかもしれません。しかし、デザイン脱毛をすることで毎日のヒゲ剃りやケアをかなり楽にすることができるでしょう。朝の忙しい時間を有意義に使えるだけではなく、コンプレックスの解消につながることもあります。手軽にできる脱毛なので、ぜひ一度挑戦してみてはいかがでしょうか。