毛が濃くなる年齢とジハイドロテストステロンの関係性

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毛が濃くなる年齢とジハイドロテストステロンの関係性

体毛が濃くなる理由にはいくつかあります。今回は、特に体毛が濃くなると感じられる時期と体毛が濃くなる年齢と2つの男性ホルモンの関係、体毛を薄くするにはどのように対処すればよいか、ということについてまとめました。体毛を濃くする男性ホルモンが他にもどのような影響を及ぼすかについても解説します。

この記事のポイント

  • 30代以降で体毛が濃くなる原因の一つはジヒドロテストステロンの増加
  • ジヒドロテストステロンは逆に薄毛を進行させる性欲を減退させる
  • ジヒドロテストステロンの生成を抑制する生活習慣と脱毛の併用を

体毛の濃さに強い影響を及ぼす2種類の男性ホルモン

体毛の濃さに強い影響を及ぼす2種類の男性ホルモン

男性の体内には、さまざまな種類の男性ホルモンが分泌されています。この中でも、体毛の濃さに大きな影響を与える男性ホルモンは、テストステロンとジヒドロテストステロンの2種類です。

体毛が濃くなる年齢の第一次ブームは、思春期から20代にかけての時期です。第二次性徴を迎えた男性は、男性ホルモンのテストステロンが活発に分泌されるようになり、テストステロンの働きで、体毛が太く濃くなっていきます。

20代は、多く分泌されていたテストステロンも、30~40代と年を経るごとにどんどん減少。テストステロンは、5αリダクターゼ(5α還元酵素)という酵素が結び付くと、ジヒドロテストステロンという男性ホルモンに変化します。

ジヒドロテストステロンは、頭髪を薄くし、体毛を濃くするという働きがあります。30~40代にかけて、テストステロンは減少するのに体毛が濃くなる原因は、ジヒドロテストステロの増加が原因の一つなのです。

ここで登場したテストステロンとジヒドロテストステロンについて、その働きをもう少し詳しく説明します。

テストステロンは男性の健康上も重要な男性ホルモン

テストステロンの主な働きは以下の通りです。

  • 二次性徴を促す
  • 筋肉や骨格を男性らしく発達させる
  • 性欲を促進させる
  • 決断力や生きる気力などバイタリティを高める

テストステロンの大きな役割の一つは、第二次性徴を促して大人の男性として身体を成長させることです。このとき、陰毛も生えてきて、全身の体毛も濃くなっていきます。体毛だけでなく、筋肉や骨格を男性らしく発達させ、男性的な体の成熟を迎えると同時に生殖に入れるよう、性欲を促進させるのが特徴です。

大人になった男性にとっても、テストステロンは重要な男性ホルモンといえるでしょう。なぜなら、社会生活を営むうえで重要な決断力や、生きていくための気力など、力強く生きていく力を促進する作用もあるからです。

30代以降に体毛も濃くなる原因の一つはジヒドロテストステロン

テストステロンは、20代を過ぎると少しずつ減少していきます。しかし、30代、40代になってから、「なぜか体毛が濃くなった気がする」感じる人は少なくなりません。加齢が進むにつれて体毛が濃くなる原因は、もう一つの男性ホルモン、ジヒドロテストステロンが増加したことによるものと考えられます。

ジヒドロテストステロンは、テストステロンと5αリダクターゼという酵素が結び付いて生成された男性ホルモンです。この男性ホルモンは、テストステロンとは真逆の動きがあります。ジヒドロテストステロンの働きを一部抜粋すると以下の通りです。

  • 体毛が濃くなる
  • 薄毛になる
  • 性欲の減退

テストステロンとは真逆で、身体にとっても男性としても、ジヒドロテストステロンはあまり好ましくない働きをする男性ホルモンです。体毛を薄くするだけでなく、薄毛の進行や性欲の減退が多くなってきて、やる気や生きる気力にも悪い影響が出てしまいます。体毛を濃くする原因の一つを取り除くために、次ではジヒドロテストステロンを減少させる対策について見てみましょう。

体毛が濃くなる2つのピークに対する対策

体毛が濃くなる2つのピークに対する対策

体毛が濃くなる時期は、思春期~20代と、30代以降で対策内容が以下のように異なります。

  • 思春期~20代:体毛を直接減毛または脱毛して対策
  • 30代以降:ジヒドロテストステロンの増加を抑えて対策

それぞれの場合に分けて、体毛を薄くする対策を解説します。

思春期~20代は体毛を直接減毛または脱毛して対策

20代までの間は、まだジヒドロテストステロンの分泌はそれほど多くなく、テストステロンの影響で体毛が濃くなっている状態です。テストステロンは、男性にとって非常に有用な働きが多いため、テストステロンの分泌を減らすことは考えず、濃くなってしまった体毛を直接処理することで、毛が濃いという悩みを解消しましょう。

自宅で毛を薄くするためにできるムダ毛処理の方法はいくつもあります。その中から、比較的リーズナブルに毎日のお手入れができるムダ毛処理をいくつかをピックアップしました。

  • 電動シェーバー
  • 除毛クリーム
  • カミソリ
  • ワックス脱毛

電動シェーバーは、フェイス用、ボディ用とあるので、顔以外に気になる部分があれば、その場所に使える電動シェーバーを購入しておくと便利です。シンプルに、カミソリを使って処理するのも良いでしょう。あまり長い体毛は、カミソリだと難しいので、ハサミである程度長さをカットしてからお手入れを続けると、カミソリを添わせやすくなります。

除毛クリームは、胸や手足など広範囲の体毛を溶かし、痛みなく除毛できます。ただし、適用部位が定められているので、用法を正しく守って使いましょう。

ワックス脱毛は、慣れないと難しいかもしれませんので、初心者にもやさしい水性ワックス(シュガーワックス・ハニーワックス)を利用するのがおすすめです。水性ワックスは、そのまま食べられるほど身体に安全な原材料で作っているため、手足やお腹、背中など広範囲をカバーして脱毛することができます。

ただし、自宅での脱毛は、自分の目が行き届かない場所が出てくることもあります。そのような場合は、医療脱毛や美容サロンでの光脱毛も検討してみてください。

30代以降はジヒドロテストステロンの増加を抑えて対策

30代以降に「体毛が濃くなってきた」と感じる場合は、ジヒドロテストステロンを増加させない対策が有効です。ジヒドロテストステロンの増加を抑えるには、以下の方法が有効だといわれています。

  • 5αリダクターゼの働きを阻害する亜鉛を積極的に摂る
  • ノコギリヤシを積極的に摂る
  • AGA用内服薬のフィナステリドなどAGA治療用の薬を飲む(医師の処方せんが必要)

亜鉛には、ジヒドロテストステロンを生成するのに必要な酵素である5αリダクターゼの働きを阻害する働きがあります。5αリダクターゼが抑制されれば、ジヒドロテストステロン自体も減少していくことが期待できるのです。

亜鉛は、成人男性で1日当たりの推奨摂取量が約11mg。亜鉛のサプリメントが多く出回っていますが、過剰摂取も問題があるため摂取量に注意しなければなりません。推奨摂取量を念頭に置き、食品から摂るように意識することをおすすめします。亜鉛が多く含まれている食品としては、以下の通りです。

  • 牡蠣(生ガキ):可食部100gで14.5mgの亜鉛を含有
  • うなぎ かば焼:可食部100gで2.7mgの亜鉛を含有
  • 牛もも肉:可食部100gで4.8 mgの亜鉛を含有
  • 豚肩ロース:可食部100gで3.2mgの亜鉛を含有

他にも、亜鉛を含む食品は藻類、野菜類、豆類、種実類などがあるので、バランスの良い食生活を心がけましょう。

ノコギリヤシについては、含まれているオクタコサノールという成分が、亜鉛と同じような働きをすると見られています。ノコギリヤシを摂取するには、今のところ販売されているサプリメントを摂取するしかありません。

ジヒドロテストステロンの生成を防ぐため、さらに確実な方法は、AGA用の内服薬フィナステリドなどを摂取することです。しかし、この薬はあくまでもAGA用の内服薬であり、皮膚科や、AGA外来などの医療機関で処方せんを書いてもらわなければなりません。特に、AGAの症状が出ていない場合は、処方してもらうのが難しいと考えられます。

体毛を薄くする対策として美容サロンの光脱毛やワックス脱毛も有効

体毛を薄くする対策として美容サロンの光脱毛やワックス脱毛も有効

ジヒドロテストステロン対策は、体毛を薄くするのに有効なだけでなく、自身の健康や生き生きとした生活を送るうえでも重要です。しかし、この対策は、すぐに効果が出るものではありません。体毛の濃さが気になる場合や、すぐに体毛を薄くしたい場合は、物理的にムダ毛処理を進めることも感がる必要があります。

完全に脱毛をするのではなく、体毛を薄くしたい場合なら、美容サロンの光脱毛やワックス脱毛も思った通りの効果が得られます。光脱毛で必要な分だけ脱毛をして、減毛しても良いですし、ワックス脱毛で一時的に広い範囲の体毛を除毛するのも良いでしょう。

  • 濃くなってしまったヒゲ脱毛なら光脱毛
  • 最近鼻の穴から出てくる鼻毛が気になる場合はワックス脱毛など

用途に合わせて使い分けるとさらに効果的です。ゼルモでは、光脱毛・ワックス脱毛のどちらも豊富なメニューを用意しています。脱毛前後は、お客様の肌を傷つけないようにスキンケアも忘れず行い、肌を冷やして光脱毛の痛みを抑えるような準備も万全です。そのため、サロンでの脱毛を検討されている方は、ぜひ一度ご連絡ください。

体毛が濃い原因は年代によって違う場合があるので注意

体毛が濃い原因は年代によって違う場合があるので注意

「毛が濃くなる原因は男性ホルモン」とひと口にいっても、若い世代はテストステロン、30代以降はジヒドロテストステロンと原因となるホルモンが異なります。テストステロンが原因の場合は、正常な反応なので、生えている体毛自体を減毛や除毛で減らす対策が有効です。

ジヒドロテストステロンが増えだす30代以降は、ジヒドロテストステロンを抑制する対策を行いつつ、並行して減毛・除毛を行うことが必要になります。気になる部分の体毛を処理して、気持ちの良い日々を過ごしてくださいね。

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