胸毛は「男らしさの象徴」ともされており、男性同士の場合は、それほど気にならないという方も多いのではないでしょうか。しかし、相手が異性の場合、胸毛にマイナスのイメージを持っている場合もあるため、注意が必要です。もちろん、胸毛があるほうが男らしいと感じる女性も存在します。
実際には、どの程度の割合なのでしょうか。ここでは、女性が感じている胸毛の印象や、胸毛の脱毛などについて、詳しくご紹介します。
目次
この記事のポイント
- 多くの女性は胸毛に良い印象を抱いていない
- 胸毛があると蒸れやすく肌トラブルのリスクが生じる
- 胸毛の脱毛は自己処理もできるがケアもしてもらえるサロン脱毛がおすすめ
男性の胸毛について85.4%の女性は否定的
マイナビウーマンが2016年1月に行った「男性の胸毛についてのアンケート」によると女性から見た男性の胸毛の印象TOP5は以下のような結果になりました。
・1位
まあいいけど、生えてない人のほうがいい:44.9%
・2位
嫌だから処理してほしい:24.7%
・3位
嫌だけど処理されるのはもっと嫌:15.8%
・4位
どうでもいい:11.4%
・5位
ワイルドで素敵:3.2%
許容範囲の幅に違いはありますが、1~3位で約85.4%の女性は胸毛がについて否定的な思いを抱いているということがわかります。1位の意見の中では、「基本的に胸毛があるのは嫌だけど、胸毛があるからといって、相手のことを嫌いならない」「個人差があるものなので仕方がない」という前向きな意見も。ただし、ないに越したことはないというのが率直な意見のようです。
2位の意見は、ツルツル思考の女性が多く「処理してほしい」という意見を持っている方は全体の約4分の1はいます。ただし、3位の「処理されるのも嫌」という意見もあるのが難しいところです。「処理している姿を想像したくない」「剃った後生えてきた状態が嫌」などの意見もあるため、男性としてはどうすればいいのか悩ましいものがありますね。
5位のような「胸毛が好き」という意見は少なく、やはり胸毛が好きという女性はマイノリティな存在であるということがわかるでしょう。
男性の胸毛はイメージが悪いだけではなく蒸れやすい
上記のアンケートのように、女性にとって男性の胸毛は、マイナス要因だと感じているようです。また、最近では男性でも似たような印象を抱える人もいます。女性のみに限らず、周囲の人々に好印象を持ってもらうためには、やはり胸毛の処理をしたほうが良いでしょう。
また、見た目の問題だけではなく、胸毛によるデメリットは他にも多くあります。胸毛の生えている胸元は、熱がこもりやすく汗をかきやすい傾向です。特に、夏や暑い時期には、周囲に蒸れたような嫌なニオイを発生させてしまうことも。さらに、蒸れた部分から雑菌が繁殖し、あせも・肌の炎症・ニキビ・湿疹といった肌トラブルにもつながりかねません。
そのため、可能な限り処理をすることをおすすめします。
男性の胸毛が濃くなる10の原因
男性の胸毛はなぜ濃くなるのでしょうか。その原因は多岐にわたるため、自分がどれに該当するのかを理解しておきましょう。ここでは、主な原因をご紹介します。
男性ホルモン
胸毛が生える一番の原因は、男性ホルモンです。アンドロゲンという男性ホルモンの働きが活発になればなるほど、胸毛が濃くなる傾向があります。
遺伝
アンドロゲンの分泌量は、遺伝によって引き継がれることがあります。つまり、親が毛深いと、その子供も毛深くなる確率が高いということです。ただし、必ずしも遺伝するとは限りません。
二次性徴期の変化
13~17歳までの二次性徴期に男性ホルモンの分泌量が多くなるため、体毛の濃さは変化します。
食生活の乱れ
男性ホルモンは、毎日の生活習慣・食生活に影響を受けるので注意しましょう。過度なダイエットや、乱れた食生活を継続していると、栄養不足となりホルモンバランスが乱れやすくなります。
食事内容
男性ホルモンをつくる「亜鉛・抗酸化ビタミン・セロトニンが多く含まれる食品」を多く摂取することで、胸毛が濃くなる可能性があります。主な食品としては、次の通りです。
- サーモン
- 赤ワイン
- アーモンド
- 鶏肉・豚肉・牛肉など赤身
- 牡蠣
- アルコール
これらの食品を多少食べたところで、大きな影響を受けませんが、あまりに偏って食べすぎると胸毛に影響を与える可能性があるため、適切な量を食べるようにしましょう。また、脂質・糖質の多いジャンクフードばかり食べて、栄養バランスが崩れるとホルモンバランスが乱れる恐れもあります。野菜・魚を中心とした和食を心がけ、栄養バランスの取れた食生活を目指しましょう。サプリメントで、足りない栄養素を補うというのもおすすめです。
ストレスをためこみやすい
強いストレスを感じることにより、ホルモンバランスが崩れやすくなります。ストレスは、体毛を濃くするだけでなく、肌荒れ・ニキビにもよくありません。ただし、ストレスをゼロにするのは困難です。ゼロにはできないものの、日ごろからストレス発散になるような趣味を見つけてためこみすぎないようにすることがよいでしょう。
タバコを吸っている
タバコは健康によくないだけではありません。喫煙することで男性ホルモンが優位となるため、胸毛・ヒゲ・腹毛などの体毛が濃くなってしまうおそれがあるのです。
睡眠時間が不足している
睡眠不足によって体に大きな負担を感じると、副腎が副腎皮質ホルモンを分泌すると同時に男性ホルモンまで分泌してしまいます。
胸毛が濃いことを悩みすぎ
胸毛に関して強くコンプレックスを抱いている男性は、ストレスによりホルモンバランスの乱れへとつながってしまうことも少なくありません。
空気が汚いところに住んでいる
空気が汚染されている国に住んでいる場合、「居住者の鼻毛を含んだ体毛が濃くなる」というデータが出ています。
胸毛の範囲は首の付け根からみぞおちまで
サロン・クリニックによって解釈には多少の違いがあるものの、一般的には「首の付け根~みぞおちまで」といわれています。みぞおちから下は腹部の扱いになってしまうため、さらに下のムダ毛が気になるということであれば、「腹部」の脱毛も視野に入れると良いでしょう。
胸毛の脱毛は密集しているほど痛い
毛の量によって痛みには個人差があるため、一概にいえないものの、毛が太く密集している部位は、痛みを強く感じる可能性があります。ただし、毛の密集箇所自体は少ない面積であるため、痛い場所の施術はほんの一瞬です。
8つのおすすめ胸毛脱毛方法はコレだ!
胸毛を脱毛するおすすめの脱毛法をご紹介します。自分にぴったりの脱毛法を見つけましょう。
しっかり脱毛したいなら医療レーザー脱毛
高出力のレーザーをメラニン色素(黒色)に反応させて、熱を発生させ毛根を破壊する脱毛法です。どれほど濃く太い胸毛も、1~3週間ほどで自然と抜け落ちてくるでしょう。ただし、一度の施術で永久脱毛ということはありません。人には、毛周期というものがあり、周期に合わせてさまざまな毛穴から毛が生えてきます。最低でも5回の施術回数が必要です。
二度と生えてほしくないならニードル脱毛
毛を5mm程度伸ばした状態で、専用の電気針を毛穴に通して毛根を破壊し、毛が二度と再生しないようにする脱毛方法です。毛1本1本に針を刺していくため、効果は抜群ですが医療レーザー脱毛と比較して「痛みがある」「施術時間がかかる」というデメリットがあります。
効果が弱くても自己処理の手間が減るエステ脱毛
特殊な光を胸毛にあてて、毛根を弱らせて脱毛させる方法でし。医療レーザー脱毛と酷似した方法ですが、光の出力度合いが異なります。医療レーザー脱毛のほうが光は強く効果的ですが、医師の常駐しているクリニックでなければ施術が不可能です。
エステ脱毛では、光の強さが弱い分物足りなさを感じる場合もあるかもしれません。しかし、医療レーザー脱毛よりも痛みを気にしないで安価なことが魅力です。また、自己処理の回数を減らすことができ、自分の満足したところでやめることができる点もメリット。
低出力でも手軽に自宅で脱毛できる家庭用脱毛器
エステ同様、皮膚に光を直接照射していき、毛根を弱らせていく脱毛方法です。一般人でも利用可能なものなので、光の出力は低く設定されています。手間がかかって大変ですが、気軽に自宅で誰にも見られることなく脱毛することが可能です。
即効性のあるワックス脱毛
ワックス脱毛は、胸毛を毛根から引き抜く脱毛法です。毛根を破壊するわけではないため、再び毛自体は生えてきます。ただし、即効性はあるので直近で海やプールに行く予定のある人にとっては、特におすすめできる方法です。注意点としては、肌が弱い人では赤くなってしまう可能性があるということ。自身の肌の状態に合わせて数日前に使用すると良いでしょう。
低価格・お手軽・セルフで行える除毛クリーム
除毛クリームは、肌に直接塗るだけで表面の毛を溶かすことができる脱毛方法です。カミソリで肌表面に出ている毛を剃るのとは違い、見た目がとてもきれいに仕上がります。ただし、一時的な除毛のため、再び毛は生えてくる点はデメリットです。頻繁に処理する必要があるでしょう。
いつでもどこでも気軽に剃れるカミソリ
自宅で手軽にできるのがカミソリなどでの自己処理です。サロンやエステ、クリニックにお金をかけて通う必要もありません。ただし、剃ってもすぐに生えてくるので2日に1回はチェックしたほうがよいでしょう。また、剃った後に肌がチクチクしたり、剃り跡が目立ったりすることがあるため、胸毛の面積が広い方は気になってしまうかもしれません。
古いカミソリを使用した場合には、肌荒れや肌を傷つけるおそれもあるため、注意が必要です。「お金はないけれど時間はある」「自己処理を面倒くさいと思わない」「敏感肌ではない」という方にはおすすめ。
手軽・胸毛の本数が少ない人向けの毛抜き
胸毛はあるけれども、数が少ないのであれば、毛抜きによって毛を抜くことも方法の一つです。この場合、カミソリよりも次の毛が生えてくるサイクルが長くなります。ただし、埋没毛の原因になる可能性があるため、肌トラブルを避けたいのであれば、毛は抜かないに越したことはありません。
できればプロに依頼するのがおすすめ
先にご紹介したように、脱毛クリニックや脱毛サロンに行かなくても、ある程度自己処理で胸毛を処理することが可能です。しかし、中途半端な脱毛の場合、本記事冒頭のアンケートのように、「自己処理しているのを想像したくない」という女性もいるため、脱毛するのであれば、わからないようにきっちりとする必要があるでしょう。
また、自己処理の場合、処理後に適切な肌ケアをしておかないと、肌トラブルを引き起こすリスクもあります。脱毛クリニックや脱毛サロンであれば、処置後にやさしくクールダウンしてくれるので、肌トラブルとなるリスクも低くなるでしょう。
まとめ
自分の胸毛が濃いか薄いかを判断するには、産毛ではなく黒い毛が生えているかどうかです。ちょっとでも黒い毛が生えており、気になるようであればお手入れすることをおすすめします。男性が女性の肌をよく見ているように、女性も男性の肌を細かくチェックしているが少なくありません。
「手入れされている肌なのか」「自己処理で傷だらけになった肌なのか」など、見抜かれてしまうのはちょっと恥ずかしいですよね。費用がそれほどかからず、さらに自分に合った脱毛方法を見つけて、自信を持って裸になれる体を手に入れてみてはいかがでしょうか。