メンズが全身脱毛を行う際にはプロに任せることが何よりも大事です。
費用面では自己処理に目を向けてしまう場合もありますが、長い目で見ればプロに任せる方が結果的に得になるケースが多くなります。また、全身脱毛を行うことで人に与える印象もより良いものになります。
目次
自己処理による全身脱毛は絶対にやってはいけない
メンズの脱毛処理は、自己処理とサロンなどに行きプロに任せるという2つの方法があります。
しかし、自己処理による全身脱毛はあまりおすすめできません。自己処理による方法はリスクが高く、仮に正しい方法を行おうとしても時間も手間も膨大にかかるからです。
リスクの大きい3つの自己処理方法
全身脱毛において、脱毛前の準備や脱毛後の保湿といった肌のケアは非常に重要な作業になります。
こういったことを行わずに間違った方法で脱毛処理を行い続けると、肌へのダメージが蓄積するため注意が必要です。また、毛の埋没や色素沈着による黒ずみや毛包炎といった、治療に時間のかかるさまざまなトラブルが引き起こされる可能性もあります。
実際にどのようなリスクがあるのかを処理の方法ごとに説明します。
毛抜きを使用した場合のリスク
毛抜きで強引に毛を抜き続けると毛穴の奥が炎症を起こし、毛包炎を引き起こす原因になります。赤みを帯びた発疹や膿をともない、治療には一週間以上かかる場合もあるのです。
また、毛穴を刺激することで角質が厚くなり、毛が外に出るのを邪魔してしまうケースもあります。埋没毛という現象ですが、皮膚の中に毛が埋まっているのが見えてしまうので非常にみっともない見た目になってしまいます。
カミソリを使用した場合のリスク
カミソリのように肌に直接触れる処理方法も大きなリスクを生みます。カミソリで刺激された肌は、見た目は何でもないように見えても細かく皮膚が荒れていたり、ばい菌が入りやすい状態になっていることがほとんどです。その結果、炎症を起こしワキなどの黒ずみの原因になるケースもあります。
電動シェーバーを使用した場合のリスク
電動シェーバーは肌に直接触れない分、自己処理の中では一番肌に優しい方法です。
しかしその一方で、水洗いや乾燥させるといった手間は少なくありません。だからといって手を抜くと雑菌の温床になってしまう場合もあります。
また、深く剃れないからと強引に肌に押し付けることで結果的に肌を傷つけてしまうケースにも要注意です。
メンズが全身脱毛を行う6つのメリット
全身脱毛を行うと毛の濃さといったコンプレックスをなくすだけでなく、日々のお手入れに必要な費用や時間を大幅に減らすことが可能です。
また、肌荒れの改善や体臭を減らす効果も期待できるので、周囲に対しても清潔感を与える効果があります。
1. 日々のお手入れの手間が省ける
胸毛やすね毛のように人の目に触れにくい場所はともかく、ヒゲのように常に他人の目が届く部分のお手入れは非常に面倒です。全身脱毛を行うことでその手間から解放されるだけでなく、早朝の忙しい時間を効率良く過ごせます。
また、背中やお尻のように目が届かず剃り残しやすい部分もプロに任せると、綺麗に処理を行ってくれるので非常に便利です。
2. 部分的な脱毛、薄毛も可能
カミソリや除毛クリームを使用したお手入れの場合、生えている毛を根こそぎ除去するしか方法はありません。しかし、クリニックやサロンでの全身脱毛の場合は全体的に薄毛にする、部分的に残すといった細かい調整も可能です。
「濃い体毛を何とかしたいものの、ツルツルになるのは嫌だ」という人は、クリニックやサロンで相談することをおすすめします。
3. 肌荒れを防ぐ
日々のお手入れの中で少しずつ肌は傷んでいきます。時にはカミソリ負けをして血が出てしまうこともあれば、荒れた肌がニキビの原因にもなるケースもあります。全身脱毛を行うことで、肌を痛める回数を減らすことが可能です。
4. 体臭を抑える
ワキやお尻といった蒸れやすく毛の多い部分では、汗に毛が絡むことで汗染みや匂いの原因にもなります。全身脱毛を行うことで蒸れを抑えて臭いの軽減にも効果的です。また、蒸れにくくなるので汗そのものを抑える効果もあります。
5. 清潔感が高まる
ヒゲや腕毛といった見えやすい場所の毛は不快感を与えやすく、女性からの好感度も下がります。全身脱毛を行うことで毛量やデザインを整え、相手にさわやかな印象を与えることができます。
6. メンテナンスコストの軽減
毎日のお手入れに必要なシェーバーやヒゲ剃りフォーム、スキンケア用品の購入費も長い目で見ると馬鹿になりません。全身脱毛を行うことで自己処理の頻度を減らすことができるので、肌のメンテナンスコストの軽減にもつながります。
メンズが全身脱毛を行う6つのデメリット
全身脱毛を行う際には痛みを我慢したり、時間や費用をかける必要があります。また、女性に裸を見られるのが恥ずかしいという人は、男性スタッフ限定のメンズサロンを探す必要があります。そのほか、事前にどのようなリスクがあるかを知ることが必要です。
1. 施術には痛みが伴うことが多い
どのような脱毛も毛根に熱でダメージを与えて処置をします。レーザーや光の照射などいくつか種類がありますが、いずれも肌に痛みを伴う刺激を与えます。特に毛根の太い部分の処理は痛みが強く、メンズ脱毛の人気部位であるヒゲやVラインなどは痛みが強い部分です。
また、敏感肌の人は脱毛による肌荒れを引き起こす場合もあります。事前にテスト照射を行うなどして肌への影響を確認しておきましょう。
2. 繰り返し通う必要がある
全身脱毛は毛の生え変りに合わせて何度か施術を繰り返す必要があります。毎日通う必要はありませんが、永久脱毛の場合でも2ヵ月に一度ほど年単位で通う必要があるので面倒に感じる場合もあるでしょう。
3. 高額な費用が必要
分割払いやクレジット払いも可能ですが、全身脱毛を行う場合、安くても40万円程度の費用が必要になります。
将来的なカミソリやシェービングフォームの費用が大幅に抑えられることを考えれば決して無駄なコストではありません。しかし、無理な支払いになっていないか確認することが大事です。
4. 減毛のつもりが全く生えてこなくなった
脱毛には個人差があります。一般的に永久脱毛を行うのはクリニックでの医療脱毛、抑毛や減毛を行うのはサロンでの脱毛となりますが、サロンでの脱毛でも効果がありすぎて毛が生えてこなくなったというケースもあるのです。
脱毛の効果がなかったというのも問題ですが、欲しい毛が生えてこなくなったというのは取り返しがつかないので、そういったリスクもあると理解した上で全身脱毛を行う必要があります。
5. 脱毛期間中は肌のメンテナンスが必須
全身脱毛をしている間は肌が乾燥しやすくなります。乾燥して肌が荒れていると施術ができない場合もあるので、保湿ケアなどが必要です。
また、脱毛は光やレーザーを使用して行いますが、メラニン色素に反応させて脱毛を行うため、日焼けして肌が黒くなっていると反応が強くなりやけどしてしまいかねません。特に日焼けしやすい夏場は日焼け止めなどの対策が必須です。
6. 人に裸を見られるのが恥ずかしい
プロのスタッフ相手とはいえ、陰部の脱毛などは見られることを恥ずかしく感じてしまう人もいます。何度か通ううちに慣れてくるケースも多いですが、どうしても恥ずかしいという人は脱毛に向いていません。
男性スタッフのみ在籍のメンズサロンや女性スタッフのみ在籍のサロンなども探せばありますので、時間をかけて調べるのも良いでしょう。ゼルモでは女性スタッフが対応いたします。
全身脱毛の施術方法は3つ
全身脱毛を行うにあたり3つの施術方法があります。それぞれに期間や内容、アフターケアに差があります。永久脱毛か減毛かの違いも含めて、自分に合った全身脱毛方法を選ぶことが大事です。
1. レーザー脱毛
レーザー脱毛とは、出力の高い機器を使用し確実に毛根を破壊していくので、永久脱毛を前提としています。医療行為となるので、医療従事者でなければ施術が行えないといった厳しいルールがあります。
また、肌トラブルが起こった際にもその場での処置や薬の処方を行うことが可能です。
レーザー脱毛のメリット
レーザー脱毛のメリットは永久脱毛を行えることです。将来的なシェービングの費用や手間が無くなることで、長期的に見て時間的にも金銭的にも大きな効果が望めます。
また、肌トラブルの際にも医療行為としてすぐに薬の処方などが受けられるのも魅力です。
レーザー脱毛のデメリット
レーザー脱毛のデメリットは、施術の際に毛根の太い場所などは特に強い痛みを感じやすいことです。また、永久脱毛である以上、将来もう一度生やしたいと思っても二度と生えてくることはありません。
後悔することのないように事前にしっかりとカウンセリングを行い、希望を伝える必要があります。
レーザー脱毛の施術回数と期間
レーザー脱毛は脱毛機の出力が高いため、光脱毛と比べて半分の回数で脱毛を行えます。目安としては、2ヵ月に一回の施術で自然な減毛まで8ヵ月~1年半、永久脱毛まで1~2年程度です。
2. 光脱毛
レーザー脱毛と同様に光を照射して脱毛する方法ですが、半分程度の出力のため永久脱毛は行えません。施術を重ねることでムダ毛は細くなっていくので減毛効果は期待できますが、長期間放置するとまた生えてくる割合が高くなります。
また、医療従事者ではなくサロンのスタッフが行うため、肌トラブルなどが起きた場合にも薬の処方を行うことはできません。
光脱毛のメリット
痛みが少ないことが光脱毛の最大のメリットです。脱毛効果に時間はかかりますが、痛い思いをしたくないという方には光脱毛が向いています。また、体毛の濃さに合わせて施術を行えるので微調整もしやすいのがポイントです。
光脱毛のデメリット
レーザー脱毛に比べて脱毛機の出力が弱いため施術期間が長くなります。また、あくまでも減毛なので永久脱毛をすることはできません。2ヵ月に一回程度ではありますが、減毛を希望する間は通い続ける必要があります。
光脱毛の施術回数と期間
2ヵ月に一回の施術で自然な減毛まで1年半~2年半、ツルツルになるまで2~3年程度が目安です。
3. ニードル脱毛
特殊な電気針を毛穴一つひとつに刺し、電流を毛根に直接流し込む事で脱毛する方法です。メラニン色素に反応する光照射方式とは違い白髪に対しても効果があります。
本来は医療行為に当たりますが、こちらも出力を弱めることでエステサロンでの施術も可能になります。
毛穴の奥まで針を突き刺すため、皮膚にダメージを与えてしまう場合もあるのでアフターケアが大事です。
ニードル脱毛のメリット
毛根を電流で直接破壊する脱毛方式なので永久脱毛を行うことができます。また、肌や髪の色に関係なく施術を行えるので日焼けした肌やタトゥー、毛質や白髪にかかわらず脱毛できるのが最大のメリットです。
ニードル脱毛のデメリット
1本1本の毛穴への処置となるため時間がかかり、全身脱毛には向いていません。また、かなり強い痛みを感じるのが大きなデメリットです。時間や痛みも含め、全体的に施術者の技量に左右される部分の多い方法といえるでしょう。
ニードル脱毛の施術回数と期間
施術回数や期間は施術者の技量にも左右されるため、個人差が大きくなります。また、一般的にニードル脱毛で全身脱毛を行うケースは少なく、特定の部位のみの脱毛方式として用いることが普通です。
自分に合った適切な方法で全身脱毛を行いましょう
メンズが全身脱毛を行うことは自分自身の時間や費用を抑えるだけでなく、人からの第一印象を良くする点でも重要なポイントになります。一方で間違った方法を続けてしまうと肌荒れや黒ずみの原因にもなります。
正しい方法を知り、自分に合った全身脱毛を行うことが大事です。